
浴衣にサングラスというアンバランスな格好で『手湯』につかりながら失礼します。ロカフレ編集部のダイソン後藤です。
皆さん温泉は好きですか?僕は大好きです。
ただ、長風呂は苦手なんですよね。お風呂は好きだけど、15分くらいで上がっちゃう。
よく『もったいないよ。それだったら温泉以外のとこ行く?』と言われるのですが、15分しか入れなくても僕は温泉が好きなんです!もっと言うと、温泉街の雰囲気が大好き!!

風呂上がりに浴衣を着て、下駄をカランコロン鳴らしながら歩く感じがものすごく好き!
関西って意外と名湯も多くて、有馬温泉とか城崎温泉とか有名ですよね。
特に城崎温泉は外湯めぐりが有名で、温泉街をフラフラ散策するのが好きな僕はドストライクです。
ただ、一つ問題があります。
それは、飲食店早い時間に閉まりがち、ということ。
せっかくだったら飲み歩いたりしたいんですけど、飲んでから温泉に入ったら危ないからか、温泉街の飲食店って18時とか19時とかで閉まっちゃうことが多いんですよね。
しかも浴衣のままでは入れないお店とかも多い。
そんな中、18時の段階で早々に駅は無人に変わるのに、24時過ぎまで飲み歩ける温泉街があるんです!
それが福井県の北の方、石川県との境目らへんにある『あわら温泉』です。

目次
あわら温泉 湯けむり横丁
説明するより見てもらった方が早いでしょう。

あわら温泉屋台村 湯けむり横丁
提灯の『こ』『り』『横』がねじれちゃってるのもまた味ですよね。これくらいの加減がちょうどいいんです。
温泉街に屋台村がある!最高じゃないですか!!
下駄をカランコロンさせるのが好きだと言いつつ、長い距離を歩くと足が痛くなっちゃう僕には、飲み屋さんがキュッと詰まった屋台村はまさに最高!

さっそく行ってきます!

湯けむり横丁には全部で8つの店(今日は1軒休みだったので7軒)があって、どの店も大きさと間取り?が大体同じ。

こんな感じでこじんまりしてて距離が近い。
苦手な人もいるかもしれないけれど、奥の人が出ていくときには手前の人がどいてあげる屋台の感じって僕は好きです。

どこの店が空いているかはタイミング次第!
最初はどこもいっぱいで、この『鳥ひろ』さんだけ空いていたので、一軒目はここで決まり!(あとで覗いてみると今度は鳥ひろさんが満席でした。)


とりあえず風呂上り一発目はビール!!
このために温泉の休憩所にあった無料の水は我慢しました。

名物の手羽先と、ポテトサラダに馬刺しユッケも頼んで、あとビールのお代わりと……一人1500円ほど!
屋台なので、軽く1,2杯だけ飲んで、パッと次の店に移動しましょう。


焼き鳥屋さんの『炭小屋BON』


『おやじのフレンチ てつ』ではサングリアでホタテとキノコのバター焼きをいただきました。
どこの店にも、浴衣の観光客と、地元の方がいらっしゃっていました。
時期によって割合は変わりますが、年間を通してだと地元の方が7割程なのだそう。
観光地で地元の方に話をきくと、「あそこは観光客向けにぼったくってるからやめた方がいいよ。」なんて言われたりすることも多いですが、ここ『湯けむり横丁』は地元の方にも愛されている、間違いない場所です。

そうそう、あわら温泉で忘れてはいけないのが、『湯けむり横丁』の真横にあって、無料で源泉かけ流しの足湯を楽しめる『芦湯』です。
あわら温泉は漢字で書くと『芦原温泉』なので『芦(あし)』の字と『足湯』とをかけたものでしょう。

朝7時~夜11時まで無料で開放されていて、おまけにフリーWi-Fi付きという親切なスポット


41℃~43℃程で、温度別に湯船があります。ここが全部無料。


夏期限定で水風呂もあります。

ちなみに足元はこんな感じ
湯船に桶を浮かべて日本酒をいただく……誰しも一度は憧れたそんなシチュエーションを、安全に楽しめます。
ちなみにお酒は福井県の地酒『黒龍』、近くのヤマザキショップで購入しました。
本格的なお酒屋さんもありますが、早めに閉まってしまうので、先にお酒を買っておいて夕方から足湯で飲むのがオススメ!

芦湯を満喫したら、300円の権三タオルで足を拭いて、もう少し遅くまで開いている『湯けむり横丁』へ戻りましょう。


『Morimoto Aji』串カツとラタトゥイユをペロリ。



最後は『よこやま』さんでラーメンとビールで締め!
あと、今回はこの駅前から少し歩かないといけない宿に泊まったのですが、中心の方に比べるとかなり安いんですね?
帰りはタクシーで1000円もいかないくらいだったのですが、宿代は4000円くらい安かったと思います。
あわら温泉に限らず、観光地や飲み屋街のすぐ近くは宿の値段も上がるので、『歩いていける距離の宿の値段』と『少し中心地から離れた宿の値段+そこまでのタクシー代』で比べてみるのも良いかもしれません。
あわら温泉屋台村 湯けむり横丁HP
TEL:0776-77-1877
〒910-4104 福井県あわら市温泉1丁目 温泉3-201
東尋坊
せっかくなので、福井県の他のスポットも紹介したいと思います!
まずは福井県の定番観光地でもあり、あわら温泉から車で片道10~15分の場所にあるので、ぜひセットで観光してもらいたいのが東尋坊

とにかくスケールがでかいのでテンションが上がります!

遺跡感がすごくないですか?RPGの世界みたい



とにかくシャッターを切りたくなる。

IWABA CAFEなんてのも
おそらく時系列で言うと、「スタバ」→「すなば」→「いわば」だと思います。

でも全席オーシャンビューだし

こんなインスタ映えする写真も撮れます。


カップルシートもありますよ。

水平線が210°くらい見えるので、夕日は最高でした。
福井県坂井市HP
TEL:0776-82-5515
〒913-0063 福井県坂井市三国町安島
JR福井駅

あわら温泉の芦湯で仲良くなった地元の方に「勝山の恐竜博物館に行こうか迷っている。」と伝えると、『時間がないんだったら、福井駅にも恐竜いますよ。』と教えてもらったので、JR福井駅にやってきました。
たしかに恐竜だらけ!


ちっちゃいヤツらも!
ちなみにこの恐竜、単なるモニュメントではなく、動くし鳴きます。

ラプトーと写真を撮ったり


ティッチーとサウタンもいます。


トリックアートで恐竜に襲われてみたり
勝山市にある恐竜博物館にも行ったことがあるので、規模やクオリティが全然違うことは承知で言いますが、無料だしパッと楽しめるので恐竜博物館に行く時間が取れない場合にはJR福井駅もアリだと思います。
〒910-0006 福井県福井市中央1丁目1
8番ラーメン
続いては、北陸民のソウルフード「8番ラーメン」です。

数字の8です。一応……

野菜がたっぷり入っています。イメージはちゃんぽんに近いかな。



優しいっ!
心なしか後ろのおじさんも優しい笑顔です。

餃子も優しい!なんか、優しい!!


ちなみにメニュー表の写真は「8番セット」と「小さな8番セット」のうち、なぜか小さい方。
普通 ※写真は4人前です。 というように誇大広告をするものなのに、あえて小さい方を載せる。こんなところからも『注文した人をがっかりさせたくない。』という優しさを感じました。
株式会社ハチバンHP
TEL:0778-51-9688(8番ラーメン鯖江東店)
〒916-0000 福井県鯖江市東鯖江町1−112
道の駅 河野

あとたまたま見つけた、ぜひ立ち寄ってもらいたいスポットが『道の駅 河野』
ここは何といっても

絶景がすごい!!
あ、僕は邪魔ですか?

絶景がすごい!!
小型バイクで下道をトコトコと福井横断していたので、休憩がてら立ち寄ったのですが、大正解!!
まさかこんな美しい景色が見られるとは思いませんでした。

皆さんも越前から敦賀へ行く際には少し立ち寄って休憩してみてはいかがでしょうか?
道の駅 河野HP
TEL:0778-48-2880
〒915-1103 福井県南条郡南越前町大谷86−1
北陸のハワイ 水島
福井県の海水浴場と言えば『水晶浜』が有名ですが、有名すぎて人が多いですよね。
実はめちゃめちゃオススメの穴場スポットがあるんです。

船で向かいます。(大人 往復1200円)

桟橋からの景色

5分ほど船に揺られると……

水島に到着!!
海に入るつもりはなく、現地の口コミで知ったので水着を持っていませんでしたが、めちゃめちゃキレイ!!

小さい島なので人口密度はそれなりに……
ちなみに島にはトイレ以外何もありません。
そのトイレも汚いので、『島に行ってからトイレで水着に着替えようねっ♪』と船で言っていたカップルが、ずっと服を着たまま過ごしていたので、水着に着替えてから船に乗ってください。
できればトイレも先に済ませて、飲み物は十分に持っていくのが良いでしょう。

ただ、それを差し引いても行ってみる価値のあるビーチだと思います。
敦賀観光協会HP
TEL:0770-21-8686
〒914-0844 福井県敦賀市 色ヶ浜
料理旅館 由幸
あわら温泉も最高でしたが、もう一泊した由幸(よしこう)という旅館もまた素晴らしかったので紹介させてください。

由幸は、山奥の静かな港町にあります。
『料理旅館』という名の通り、由幸の魅力は何といっても料理!

獲れたての海鮮がたっぷり!

ただでさえボリュームがすごいのに、天ぷらも運ばれてきた。

ご飯は、おひつにたっぷり入った『鯛めし』
僕でもお腹がいっぱいになって、デザートが運ばれてきたときにはもうはち切れるかと……
食事の際には店主さんが一組一組の部屋に顔を出してお話をしてくださいます。こうしたアットホームな雰囲気も由幸の魅力。
朝ごはんもまたとんでもないボリュームなのですが、食べ終えると、店主の息子さんが海へ連れ出してくださいます。

水島に続いて2日連続で船に乗ることに……


旅館業とは別にタイやフグの養殖も。
昨日の鯛めしがあんなに大量に出てきた理由がわかりました。
自分で育てているからこそ、こんなにリーズナブルで美味しい料理が大量に出せるんですね。

波の浸食によって出来上がったらしい。自然の力ってすごいなぁ……

エメラルドグリーンの海。「めちゃめちゃ綺麗ですね。」って言うと、『3mくらい下までしか見えないでしょ?本当は15m先の海底だって見えるんですよ。』
台風や大雨の影響で濁っていてこれなんだそう。
今回は時間がなくてできませんでしたが、筏の上で釣りもさせてもらえるそうです!
料理がめちゃくちゃ美味くてボリュームがすごい!おまけにいろんな体験もさせてもらえる料理旅館 由幸。また来たいなぁ……
料理旅館 由幸HP
TEL:0770-76-1307
〒919-2355 福井県大飯郡高浜町日引25−7
福井旅行のまとめ
今回のルートはこんな感じ↓

福井県をほぼ横断しました。
小型バイクで下道をトコトコしていたので、④→⑥の山越えとか、⑥→⑦とかはけっこう疲れました。福井県って横に長いですね。
あ、福井市から鯖江市あたりは8号線っていうでっかい国道があって走りやすかったです。

疲れたけど、気持ちよかった!
今回行きたかったけど行けなかったのが、勝山市にある恐竜博物館と、永平寺町にある永平寺。
料理旅館 由幸は個人的にめちゃめちゃオススメなのですが、ここを諦めれば恐竜博物館とか永平寺にも行けるので、どうしてもそっちに行きたいという方はそれもアリかもしれません。
あとは、地元の方に福井と言えば?と聞くと、「8番ラーメン」と「焼き鳥の名門」を答えらる方が多かったです。夕食は屋台村と由幸だったので名門には行けませんでしたが、夕食をお悩みの方はぜひ行ってみてください。

やっぱり由幸はオススメ
福井旅行がめちゃめちゃ楽しかったので、思わず福井旅行の話が膨らみすぎてしまいましたが、あわら温泉が今回の主役でしたね。
上の地図を見てもらうとわかる通り、東尋坊とあわら温泉はめちゃめちゃ近いです。東尋坊に行った際には、そのままあわら温泉に泊まって、温泉と屋台村を満喫してください!足湯につかりながら飲むお酒も最高ですよ!

※飲酒後の入浴は危険なので、絶対にやめましょう。屋台村は入浴後にほどよく楽しむところです。


