最強の日本酒テーマパークが京都にあるって知ってる?伏水酒蔵小路で20種類の日本酒を飲んできた!


京都市は伏見在住、飲み会と聞くと仕事を放り投げて駆けつけるロカフレ編集部のダイソン後藤(@dyson_GT_)です。

最近、最強の日本酒スポットを見つけてしまったので、一杯目から日本酒を頼むこともあるという日本酒好きのロカフレライター前田と、下戸ですがどうせ暇を持て余しているであろうロカフレ編集長やましゅーを連れて行くことにしました。

 

大手筋商店街を少し上っていくと

 

右手に伸びる小道があります。

 

一見何もなさそうなこの路地に

 

最強の日本酒テーマパークの入り口があります。
(納屋町通り側にも入口があります。)

 

このドアを開けると、外から見ただけでは想像できないほど広い空間が広がっています。なんと9店舗もの専門店に、イベントスペースなんかもあるんです!

 

フロアマップ

 

それではさっそく入ってみましょう!!

 

酒蔵小路のここがすごい!

大人の隠れ家のような雰囲気

 

色々とお店があるんですけど、どんな料理が食べたいですか?

 

「ここの”肉吸い”食べたいです。」

 

「僕はこの”焼鉄”が気になるなぁ。」

 

了解です!!

 

「じゃあここに座りましょう!!」

 

??
全然僕らの希望取り入れてないじゃない!!
大丈夫!安心してください。

 

どこに座っても他の店の料理を注文できる!

伏水酒蔵小路は、どの店に座っても別の店のメニューを注文できます。

肉吸いと焼鉄と……

 

「あ、お寿司も食べたいな……」

 

というわけで、目についたものを次々と注文しました。

肉吸いと焼鉄

 

お寿司と湯葉のカプレーゼ、鴨のローストにおでんも!

 

前田の出身地熊本名物の馬刺しも注文

 

なんとなんと、締めのラーメンまで!

 

これが全部一つのテーブルで注文できちゃうんです!!

 

今回は蔵庭っていう、酒蔵のテーブル席なのでラーメンも注文できちゃいます。
友だちと食べたいものが違ったりしても、ここに来ればノープロブレムなわけです!

※もちろん寿司を1貫ずつ注文する。なんてのは出前ではできなくて、各店舗に行かないと食べられない物もあります。

 

専門店だから、とにかく美味しい

それではさっそくいただきます!!

 

霜降り

星5つです。

 

撮影するって言ったのにそれを忘れて口に放り込む編集長。

 

酒粕ラーメン。この英勲というのは、どの酒粕を使っているかを示しています。

色んな蔵元から好きな酒粕を選べます。

当然美味い!!

 

もうね、全部が美味い!

 

自然と笑みがこぼれます。

 

1つの居酒屋に何種類ものメニューが置いてあるのとはわけが違います。

全部が専門店だから、どれを食べても本格的だし、めちゃめちゃ美味しいんです!

そんな本格的な料理を座ってたら届けてもらえるってここ以外では僕は知りません。

 

料理の順番を考えた最強の利き酒セットがある

伏見と言えば日本酒!

 

さて、料理ばかり紹介しましたが、ここは伏水酒蔵小路。なんといっても目玉は日本酒なわけです。

とは言え日本酒ってなんだか難しいし、銘柄を言われても、どの料理に何が合うかなんて、あんまりわかりませんよね?

 

「ご安心ください!!」

 

席についたらとりあえずこの「十七蔵の利き酒セット(1700円)」を注文すればいいんです!!

 

これが、左上から順に飲むと食事にピッタリ合うようにセットされていて、例えば左上の「抱腹絶倒」というお酒は明らかに他の日本酒とは違って、スパークリングワインのような日本酒で、食前酒にピッタリです。

そこから右にしばらくは前菜に合うお酒。二段目の真ん中あたりからは肉や魚といった味が強い料理向け。最後のお酒は古酒で、デザートと一緒に食べると良いお酒。という風にセットされています。(右下は水)

量で言うと2合ほどなので、そんなにお酒が強くない人はこのセットだけで十分すぎるほど!なんなら2人で飲んでも十分!

しかもどれも美味しく、これだけの種類が味わえて2合の量で1700円って、ちょっとありえないくらいお買い得なんです。

 

ちなみに食前酒として最適な「抱腹絶倒」は、かなりの下戸で「ビールはアルコールが強くて困る」と言っているやましゅーでも「これはいける」と笑いだすレベルで飲みやすいので、日本酒が苦手な方はぜひこれを試してみてください。(逆に日本酒が好きな方からすると、少し違う。となるかもしれません……)

 

利き酒対決

せっかく17種の日本酒を注文したので、利き酒対決を行いたいと思います。

 

そこそこ違いのある5種類を用意

 

まずはその5種類を各自がテイスティング

 

真剣な表情のやましゅー、何故か笑える。

 

一つずつメモをとる前田

 

「どんなメモ取ってるんですか?」

 

「これです。」

それでは目隠しをして1つだけ飲み、そのお酒が5種類の中のどのお酒だったのかを当てていきます。

 

————それでは回答をどうぞ!

 

やましゅーが4、僕と前田が2です。

 

編集長は何を選びました?

 

「僕は4……」

 

「……か、5です!」

 

「僕は2です。”すごいアレ”でしたから。いやぁメモ取っておいて助かりました。」

 

「さすが前田さん。僕も2番です。っていうか正解は2番ですよ。」

 

「純米大吟醸特有の、精米感って言うのかな?とにかく口に含んだ瞬間のぶわっとくる香りが違うんだよね。」

 

「銘柄まで当てましょうか?この17種類の中で唯一の純米大吟醸『松の翠』ですよ!!」

 

 

————正解は3番です。

 

これから先は、日本酒は好きだけど舌はバカな三人組だと思って引き続きご覧ください。

 

ベロンベロンに酔っぱらったらそのまま泊まれる

伏水酒蔵小路の良いところでもあり、悪いところでもあるのが、ついつい飲み過ぎちゃうところ。

なんせ日本酒ってこんなに美味しかったの?ってくらい美味しいしスイスイ入ってくる。その上料理だって日本酒に合うもんだから相乗効果でお酒が進む進む。

飲んでる間はいいんだけど、飲み終わってさぁそろそろ……って時に「帰るの面倒だな。」ってなりますよね。おまけに午前0時まで飲めるので、ついつい終電を逃しちゃうことも。

 

そんなときにも伏水酒蔵小路はすごいんです。

 

最初に紹介したこの入口の

 

すぐ右手に何やら階段があります。

 

ここをのぼると

 

Welcomeボードが掛けられたドアがあって

 

「いらっしゃいませ!」

 

迎え入れてくださったのは、このゲストハウス「めぞん伏水」を運営する株式会社エールコンセプションの代表取締役で、管理人もしておられる小嶋さんです。

そう、伏水酒蔵小路は2階にゲストハウスがあり、格安で宿泊できるため、飲みたいだけ飲んだらそのまま2階に上がって風呂に入って寝る。なんてことができるのです!最高かよ!!

ほんとにドアを出て階段を上るだけなので、感覚的には1階のリビングでたらふく飲んで、眠たくなったら片づけを任せて2階の寝室に行くようなもの。

 

僕は割とこの近所に住んでいるため、こちらのゲストハウスを利用したことはないのですが、気になっていたのでお願いした所、快く案内してくださいました。

 

10室ある部屋は全て和室です。

 

せっかく京都に来ていただいているので、和の雰囲気を味わっていただきたいですね。

 

部屋の名前も「清水寺」や「金閣寺」など京都の名所が!

 

全室ウォーターサーバー付きなので、お酒を飲み過ぎても安心ですね。

 

こちらが宿泊者共用のリビング

 

下が閉まった後にここで酒盛りをされる方もおられますよ。
小嶋さんも一緒に飲まれることもあるんですか?
いやぁ、僕はここではほとんど飲まないなぁ。
……ここでは?
宿泊者の方に誘われて、下の酒蔵小路でご一緒させていただくことはあります……。

 

あれ?今日も頬がほんのり赤いような……

 

すごく親しみやすく陽気な小嶋さん。伏水酒蔵小路に来た際には、ぜひ「めぞん伏水」に宿泊して、小嶋さんとお酒を酌み交わしてみてはいかがでしょうか。

 

めぞん伏水
≪宿泊料金≫
・バストイレ共用:1名4,000円、2名6,000円
・バストイレ付き:1名6,000円、2名8,000円
長期宿泊者向きのプランもあります。詳しくはHPをご覧ください。

 

 

 

なんでこんなにすごいの?聞いてみた

さて、そんな最高の日本酒テーマパーク「伏水酒蔵小路」ですが、どこに座っても色んな料理が食べれて、お会計もまとめて済んで……僕らは楽だし便利だし美味しいし最高だけど、お店の人は面倒じゃないの?

というわけで、伏水酒蔵小路のマネージャー林さんにお話をお伺いしました。

マネージャーの林さん。

 

 

僕はこの近くに住んでるんですけど、最近友人に教えてもらったばかりなんです。いつごろできたんですか?
2016年の春からですね。ちょうど1年半前くらいです。
1年以上存在に気づかなかったんだぁ……
最初は店舗も七店舗しかなくて、宣伝も大きく打ち出すというよりは口コミで地元の方々に広めていってもらいましたね。
じゃあ少しずつ完成していったってわけですね。
そんな感じです。ただ、この状態はまだ完成形ではなくて、もっともっと色んなことを企画中なんですよ。

 

目を輝かせながら今後の展望を語る林さん

 

 

コンセプトは通り抜けられる道

 

ここのシステムってすごく独特ですよね?僕らからしたらありがたいんですけど……
まずこの『伏水酒蔵小路』のコンセプトは、地元の方が気軽に立ち寄れる『通り道』なんです。
入口も二つあって、本当に通り抜けられる構造になってますもんね。(最後に通り抜け動画があります。)
高速道路のSAやショッピングモールのフードコートのような気軽さを意識しています。
でもあぁいうとこだと、ピーピーなる機械をもらって完成したら取りに行く制度ですよね?ここは持って来てもらえるので楽で嬉しいです!

 

店員さんが出前を持って来てくれる!

 

ここはお酒を飲む場ですから、毎回取りに行くのは面倒でしょ?
確かに。フードコートは一品頼んだら追加注文とかはしないですもんね。

 

 

はしご酒をしてもらいたい。

 

ただ、うちで推奨しているのが『はしご酒』なんです。だからそれぞれの店舗の色も消したくないんですよね。
全部注文できるなら、はしご酒はしないですもんね。
そうなんです。だからまず各店舗はジャンルの違う本格的な専門店になっています。

 

これ、全部美味かったです!!

 

気軽に利用していただけるように、どこの店でも出前は利用できますが、各店舗でしか食べられない料理や、そこでしか飲めないお酒もあります。
慣れてきたらその店でしかいただけない物を狙って『はしご酒』していきたいですね。
そうなんです。気軽に立ち寄っていただいて、色んな専門店で美味しい料理やお酒を味わっていただきたいというのが私たちの思いですね。

 

 

伏見のお酒を全国に

 

林さんってもともとこの辺りに住んでおられたんですか?
僕は伏見出身ではなくて東京で働いていたんですけど、この話をいただいてからスパッと仕事を辞めてこっちに来ましたね。
すごい決断ですね!相当日本酒がお好きだったとか?
日本酒は好きですね。コレだったら6セットはいけます!

 

↑コレ。6セットってマジかよ。

 

伏見のお酒を全国の皆さんに知っていただきたいんです。ここをきっかけにして伏見の蔵元さんを観光したりだとか、そういう方が増えていただければなぁ、と考えています。

 

その思いで、月に二回の日本酒イベントや、伏見の蔵元という蔵元に飛び込んで、色々と営業されています。ほとばしる日本酒愛がすごい!!

 

おかげさまで、協力していただける蔵元さんも増えてきて、ここでしか飲めないお酒もあるんですよ!

 

伏水酒蔵小路 限定酒の文字が!

 

それぞれ飲ませていただきました。

 

増田德兵衞さんの「柳」が特に美味い!

 

これ美味しいです!ここでしか飲めないんだったら、それだけで伏水酒蔵小路に来る価値はありますね!
ありがとうございます。ゆくゆくは、『伏見の酒ならここに来ればすべて飲める。逆にここでないとすべては飲めない。』という場所にしたいんです。
数年後には日本酒ファンの聖地になっているかもしれませんね。

 

伏水酒蔵小路で飲めるお酒や蔵元の種類はまだまだ増えていくはず……

 

 

まとめ

 

地元の方にとっては、仕事帰りにふらっと立ち寄る通り道。観光客にとっては、京都・伏見の新名所となること間違いなしの『伏水酒蔵小路』。

日本酒好きの方なら誰もが一度は憧れるような日本酒の聖地へと成長していくのではないでしょうか。

 

現在は物置のようになっているスペースを利用した新企画も現在進行中らしい。

今後もますます盛り上がっていくであろうことは間違いありません。林さんや、他のスタッフの方の話を聞いているとそう思います。

伏水酒蔵小路に入っている店舗は、伏見の日本酒を広めたいという思いを持った方たちばかりです。出前システムや会計をまとめて行えるシステムなど、面倒なことも敢えてやろうという人たちが集まってこの素敵な小路を作り上げておられるのです。

 

僕も個人的に大好きな場所なので、今後も仕事帰りにふらっとこの小路を通り抜けに来ると思います。もし見かけたら一緒に『はしご酒』しましょう!

 

 

伏水酒蔵小路HP
TEL:075-748-8331
〒612-8057 京都府京都市伏見区納屋町115−2
営業時間:11:30~24:00(月・水~土曜日)店舗により異なる
     11:30~23:00(日曜日)
定休日:火曜日