外来魚問題を知ってもらいたい!琵琶湖でロカフレ釣り大会を開催した結果

皆さんこんにちは。ロカフレ編集長のやましゅーです。

真っ赤に日焼けした顔で琵琶湖から失礼します。こんなに笑顔なのは、ロカフレ初のイベントを無事に終えた後だから!

 

10/9(月)体育の日、最高の天気に恵まれ、琵琶湖でロカフレ釣り大会を行いました!

 

この釣り大会を開催することになった詳しい理由はこの記事から!

琵琶湖一周釣り対決をしていたら、滋賀県が抱える根深い問題に気づいてしまった話 前編

琵琶湖一周釣り対決をしていたら、滋賀県の抱える根深い問題に気付いてしまった話 後編

琵琶湖の外来魚問題がものすごく深刻で、そこに携わっている方たちはものすごく一生懸命なんです。なんとか自分たちもその助けになれば……という思いから、滋賀県庁の粟津さんに釣り大会を提案したところ、即答でOKをもらいました。

 

とは言え、僕たちはイベントなんてやったこともないし、集客のノウハウも知らなければまだまだ発信力も足りない。正直当日の朝までものすごく不安でした。

もしかしたら誰も来ないんじゃないか、って。

 

でも!当日になってみるとそんな僕の不安を吹き飛ばすかのように、50人以上の方々が琵琶湖に集まってきてくれました!!

 

朝8時の開始前から来てくださった方や、関西以外にも愛知、静岡、岐阜、岡山なんていう遠いところからわざわざ来てくださった方も。

ほんとに嬉しかったなぁ……。

 

 

ちなみに今回の釣り大会の優勝賞品はNintendo Switch。完全に集客に不安な気持ちが表れてますよね。釣り大会の参加者を物で釣ろうとしてる釣り針が見え見えです。

 

 

でもね、実際に参加者の方全員とお話してみたら、switch目的の方ってほとんどおられなかったんです。

「あの記事面白かったですね!

「ライターさんに会いに来ました!」

「以前釣り対決されているときに偶然出会って!」

「外来魚駆除に来ました!」

「あ!やましゅーさんだ!」

なんて言ってくださって、ずっとニヤケが止まりませんでした。

 

 

 

とはいえ僕は基本がネガティブなもんで、「口ではそう言ってても、ほんとはswitch目的なんじゃないか?」そんな失礼なことも考えてしまうわけです。

 

ところがですよ!

釣り大会なので、釣れる人もいれば釣れない人もいるわけです。朝の8時からスタートしたのですが、10時くらいになればトップ争いをしてるのは数人でした。
後半は、正直ほとんどの人は優勝はムリそうだってわかっちゃう状況だったんです。

8時から13時までってめちゃめちゃ長いし、座るところもないし、10月だって言うのにカンカン照りでめちゃめちゃ暑いし……。

 

伊藤園さん協力の下、飲み物は大量に用意しましたが、それにしてもこの日は暑かった。

 

そんな中、ほとんど誰も帰らずに最後まで残ってくれてるんですよ。

 

 

ほんとに「ロカフレ」を見てきてくださってるんだな、って。こういう人たちを大切にしたいな、って心から思いました。

僕らがロカフレでやりたかったのって、こういうことだったんだな、って。

 

 

 

 

これはね、ほんとに嬉しかった。

参加者さんの何気ない一言でも、涙が出るくらいこっちは喜んでました。泣かせる気なんてなかったと思いますが、僕は何回か必死で涙をこらえてました。

 

 

 

 

もう一つの不安が、ホントに釣れるかな?ってこと。

 

釣り人や、釣り大会を主催してる団体の方に話を伺うと、この時期なら釣れると言われていました。

でも一応、大会の4日前にダイソンと二人で下見に行ったんです。そしたら30分で1匹も釣れなくて……。

せっかく来てもらったのに全然釣れなかったらどうしよう。とも思っていました。

 

 

そんな心配も参加者の皆さんが簡単に吹き飛ばしてくれました!!

 

 

 

 

多分最終的には300匹以上釣り上げたんじゃないかな?

ほんとに参加者の皆さんには感謝しかありません。おかげで今回のテーマの一つである外来魚駆除も少しは貢献できた気がします。

 

 

もう一つのテーマは生命を無駄にしないということ。

外来魚をリリースしてはいけない。でも生命を無駄にはしない。その答えとして、僕たちは『食べる』という選択をしました。

発想は月並みですが、実際にやるということが大切だと思います。

 

ここからはもうぼりさんの出番!


一匹一匹捌いて、内臓を取り出し、食べられるように調理してくれました!

 

 

完成した外来魚バーガー

 

 

 

ぼりさんの調理はもちろん、やっぱり自分たちが釣った魚、ってこともあって、皆さん「ほんとに美味しい!」って言ってくれました!

もちろん僕らもいただきました!!
少し小骨は気になったけど、ほんとに美味しくて、外来魚に対するイメージもちょっぴり変わりました。美味しいんですね、ブルーギルって。

 

 

優勝賞品のswitchの贈呈

なんと優勝者のこの男の子は1人で50匹以上を釣り上げたツワモノ。おめでとうございます!!!

 

その後は2位から5位までの4人に副賞としてライター賞が贈られました。

 

ニシキドアヤト賞「博多 通りもん」

 

ジャンプ力に定評のある前田賞「縄の無い縄跳び」

 

ぼりさん賞「アイマスク」

 

中馬さりの賞「ミルフィーユ」

 

このイベントの言い出しっぺでもあるダイソン後藤から、外来魚問題について少しだけ話を。

 

外来魚問題のように、世の中にはいろんな問題があります。そしてそのほとんどは、どちらかが100%正しいわけではありません。
僕たちができるのは、まずはこんな問題があるんだよ、と伝えること。そして、考え、議論する場を作ることだと思います。

ロカフレは、今後も取材やイベントなどで感じたことを発信していきます。

皆さんにはその記事を読んでいただいて、願わくば今回のように直接お会いしていただいて、考えるきっかけにしていただけたらと思います。

 

少し重い話になりましたが、青空の下で多くの人と釣りをして同じものを食べる。純粋にとっても楽しかったです!!

 

 

 

最後はみんなで記念撮影

 

みなさん、本当にありがとうございました!!!

 

 

 

※掲載している方々の写真は全て許可を得て撮影・掲載しております。無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

 

協力:滋賀県庁・大津警察署・株式会社伊藤園

 

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