こんにちは、ロカフレライターの”ぼり”と申します。
突然ですが、築地市場はお好きですか?
ぼくは足を運ぶだけでも市場で働く人の活気を浴びれて、なんだか元気になれる築地市場がとっても好きです。
でも、築地市場に限らず観光地ってどこもだいたい人混みがすごいですよね…
観光地にたくさん人がいるのは当たり前かもしれませんが、もしできることであれば待ち時間なしで存分に楽しめることができたらもっと嬉しいもの…
そこで今回、元板前で実際に築地市場に足を運んでいた身として、”築地観光で一切行列に並ばずに1日楽しむ方法”を完全コンプリートしてきました…!!
目次
築地市場に行こう!〜日曜AM10:00〜
ある日曜日の朝、たどり着いたのは都営大江戸線の築地市場駅(A1出口)。
「市場に行く」といえば、もう朝6時くらいに行かなきゃいけないイメージがあるかもしれませんが、割とそうでもありません。
実際に店舗が営業を始めるのは8時くらいから。
取材当日はゆっくり10時に観光スタート。
そんなこんなで、大江戸線の築地市場駅から出口を出て、すぐ左にある「築地場内」の入り口へ。
と、思いきやっ!
日曜の築地市場はお休みっ!!
はい、ここで超重要ポイントです。
築地市場は、基本的に水曜と日曜がお休みなんです。
築地市場のお休みは、コチラのカレンダーから確認できるので、築地市場に遊びに行く際には必ずこのカレンダーを確認してから遊びに行ってくださいね!!
カレンダーで”休業日”とされている日は、築地の場外・場内に関わらず、全体の流れに合わせてお休みになっている日が多いです。
なお、築地場外市場Q&Aページには「日曜日は飲食店を中心に1/3のお店が営業している」と説明があります。
日曜日はまず、築地市場”場外”で鮮魚を食べよう
はい、ということで気を取り直してやってきました。築地市場”場外”です。
築地の場内と場外の違いは、築地市場を紹介した別のロカフレの記事でも紹介されている画像で紹介させて頂きます。
★のマークがぼくの立っているスタート地点。
今回ご紹介するのは”築地場外”とされている場所で、一般の観光客の方に向けた飲食店やお土産店などがお店を出しています。
でもまあ、やっぱり
人、人、人。
ただ人気あるお店をまわろうとしても、”一切行列に並ばずに築地観光”なんてとてもできません。
なので、ちょっとだけ人気店の雰囲気”だけ”を味わいます。
でも、やっぱり見渡す限り行列ばかりで簡単に食事にはありつけそうにありませんよね…
と思いがちですが、ちょっと見渡せばあるんです。即入れるお店。
めちゃくちゃ混んでいるお店ばかりが目立ちがちですが、実はお昼時でも並ばずに入れるお寿司屋さんとか立ち飲み屋さんとかあったりします。
今回見つけたのは立ち飲みのお寿司屋さん。併設されているカウンター式のお店は行列なのに、立ち飲みスペースはお客さんがいない状態でした。
これはぼくの持論ですが、築地はどこのお店も安定してクオリティが高いので、混んでいないからといって不味いわけではありません。
メニューを真面目に見た結果、
超巨大なカキ(850円)と
高級魚、”金目鯛”の握り(炙り)と共に瓶ビールを一杯(計1,000円)。
うまい。行列に一切並ばずにすぐにありつけるビールとお寿司、至福過ぎます。
築地市場ではテレビに取り上げられたりしたところに行列ができがちなのですが、空いているお店ももちろん美味しいです。
行列ができるお店に行き、”待つ楽しみ”を堪能するのもアリですが、穴場を探してかる〜く一杯ひっかけて回るのって、なんか粋じゃないですか?
さくっと食べ歩き&飲み歩きを楽しもう
少しずつ気分がよくなってきたところで、人混みを避けながら次の目的地へ。
かの有名な”食べ歩きできる卵焼き”もいいのですが、今回はあくまで”人混みを避けた築地観光”なので、別の場所へ。
と、こうしてたどり着いたのは”ぷらっと築地”。
築地市場場外の喧騒とはすこーしだけ離れた建物で、館内は缶ビールやちょろっと食べられるおつまみ、お土産なんかも売ってるイカしたところです。
こちらも、飲食がメインではなく観光客の方へのお土産と一緒におつまみを売っている場所なので、基本的に行列はできていません。
- うなぎ蒲焼き串 500円
- 地ビール 350円
と、ちょっとした贅沢を楽しむ気になるのは観光地だからこそ。
ぷらっと築地を出たところにある、なんでもないスペースでひとときの休息を楽しみます。
キッチリ用意された店内でくつろいで食べるのももちろんいいですが、こうしてちょっとハズレたところで缶ビールとうなぎ串を食べるのとか、”食べ歩き&飲み歩き感”があっていいですよね。
ちょうどお腹も気分もいい感じになったところで、次の楽しみ方のために再び館内へ。
築地を持ち帰ろう
”ぷらっと築地”には、おつまみやビールだけでなく、お土産もあります。
ぼくが築地に来たら必ず買って帰るのが、こちらの「寅きち」というお刺身醤油。
さらにぷらっと築地を離れ、道中で「まぐろ串&生ビール 1,000円」も楽しみながら
築地でしか売ってない「炙りあんこう 800円」も購入。
ここで、昔つとめていた料亭の先輩が「俺は鮭とばは築地のじゃねぇと食わねぇ!」って言ってたのを聞いてから、完全に影響を受けて、築地でしか買わなくなった超特大の「鮭とば 1250円」も露店で購入。
調子に乗って、ふぐのヒレ酒用に「ふぐのヒレ 500円」も購入。
築地だけで販売している”あんこうの干物”や、コンビニとかでは絶対に見かけないような”超巨大な鮭とば”、普段は絶対に買うことのない”ふぐのヒレ”。
どれも築地だからこそ見かけるものなので、自分へのお土産でも友人や家族への手土産でも見た目自体が豪華なのでめちゃくちゃオススメです。
築地市場だからこそできる”お土産コーディネート”
築地にあるは、乾物などのお土産だけでなく、もちろん食器類や調理道具も。
で、築地観光の楽しいところって、食に関してのあらゆるものが揃えられることだと思うんです。
ぼくは、せっかくフグのヒレを買ったので、ふぐのヒレ酒用に専用の器(1650円)を一緒に買い揃えました。
他にも築地でお土産選びをすれば
「お刺身の醤油を買ったからお刺身が映える器も一緒に買おう!」
「鉄のフライパンを買ったから、一緒にスパイスも買って帰ろうかな…」
「湯呑みと急須をセットで買ったから、どうせならお茶っ葉の専門店で好みのお茶を買おう!」
といったように、なにかひとつの専門店に行っただけでは叶えられない、築地だからこその”お土産コーディネート”ができちゃうんです。
築地で一切行列に並ばず1日中楽しむ方法まとめ
はい。本当に無事に1日、一切行列に並ばずに築地を楽しみきることができました。
ポイントは以下の3つです。
- お昼どきでも待たずに入れる”穴場スポット”は割と簡単に見つかる
- お土産とおつまみを一緒に販売してる店は会計が早い
- お土産をコーディネートすると築地の楽しみ倍増
特に”ツウな情報”とか昔からの常連さんじゃなくても誰でも試せる方法ばかりだと思います…っ!
ちなみに、1日遊びきってお土産も手にしてこの1日で使った金額はこんな感じ。
- 立ち飲み寿司 1850円
- 缶ビール&うなぎ串 850円
- 生ビール&まぐろ串 1,000円
- 鮭とば&フグヒレ 1,750円
- あんこうの干物 800円
- ふぐのヒレ酒用のグラス 1,650円
- 合計 7,900円
1日中観光地で遊んで、お土産まで持ち帰れて8,000円以下って、控えめに言ってもめちゃよくないですか?
確かに1杯数千円するような海鮮丼を食べたり、行列のできる有名店に並んでお寿司を食べたりするのも楽しみ方のひとつだとは思うんですけど、人混みや待つのがどうしても苦手なぼくみたいなやつには、こんな楽しみ方もあっていいんじゃないかな〜って。
お一人さまで楽しむもよし。アクティブに友達や恋人と楽しむのもよし。
もちろんテレビで有名なところでワクワクしながら楽しむのもあくまで楽しみ方のひとつ。
人それぞれ、思い思いに築地観光を楽しめたら最高ですよね…っ!!
こんな想いから「築地には興味がある、でも人混みや待ち時間は苦手…」という方に向けて、実際に一切行列に並ぶことなく築地を楽しむ方法を紹介させて頂きました。
豊洲への移転を控えている築地市場ですが、本日紹介した築地市場”場外”は今後も残り続ける予定のようです。
参考記事:築地が築地でなくなるの?移転問題について100人の生の声をあつめてきた
ただ足を運ぶだけでも独特な活気があって元気をもらえる築地市場に、ぜひぜひ足を運んでみてくださいね!!
〜帰宅後〜
改めて本日の戦利品を確認。とても素敵。
近所のお魚屋さんで買ったまぐろのお刺身を「寅きち」の醤油で食べて
ふぐのヒレを炙って香りを出したヒレ酒を(ほんとはマッチのほうがいいんですけどね…)
クイっといって
かったい鮭とばとあんこうの干物を貪って
あぁ、築地…
今後も独身が捗りそうです。
ぼりでした。