ライターの中馬さりの(@chuuuuuman)です。
本日は、下町感あふれる浅草にまいりました。
そこで突然ですが・・・人力車にのったことはありますか?
\これです/
・・・「人力車」で検索すると優雅な女性がのりうら若き男性がひいているものしかありませんでした。
でもね、実際に乗ってみて納得。
人力車は、とにかく姫すぎる「女らしさを取り戻せる 現代版カボチャの馬車」だったのです!
目次
今回お世話になったのは人力車一心の海松さん
今回、案内をひきうけてくださったのは人力車一心の海松(うみまつ)さん。
実は、人力車って日本中で展開しているチェーンもあるほどの1つの業種。
今回お世話になった海松さんは「人力車一心」として独立された車夫(しゃふ)さん。浅草歴は10年以上になる大ベテランです。
まずは、今日の予定をヒヤリングしてくれます。
時間はどれくらいあるのか、絶対にしたいことはあるか、どこで終点がいいのか。希望に合わせてオーダーメイドのコースをつくってくれます。
手書きの地図をもとにオリジナルコースをいくつも提案してくれる海松さん。
こちらの地図は奥様がイラストを描き、海松さんが道を書き込んだというご夫婦の合作。
コース終了後には、当日通った道のりをコピーにメモしてくれました(ライターとしてはありがたすぎる)
ちなみに、人力車の値段は距離ではなく時間で決まっています。
30分・・・1人5,000円、2人8,000円
60分・・・1人9,000円、2人15,000円
2時間・・・1人18,000円、2人30,000円
※税込み価格
100%付きっ切りで案内していただくのにこの価格・・・もしかしたら人力車ってリーズナブルなのかも。
こちらの希望をもとに海松さんのアドバイスをもらいつつ、30分のコースに決定しました。
そう、この時の私はまだ知らなかったのです。
浅草で人力車に乗ると、女らしさを取り戻せるだなんて・・・。
人力車の姫ポイント1.車夫さんのエスコート力
さてさて、コースが決まったら人力車に乗り込みます!
人力車って以外と高いので、小さい踏み台を用意してくれますよ。
車夫さんがしっかり押さえてくれているので揺れはしません。
この触らずにエスコートするってなかなかできるもんじゃないですよね。
ちなみにカップルで乗る場合はレディーファーストで女性が先にのります。
海松さんが「殿、姫に手を貸してください!」と殿にお役目をふってくださるそうなので欲望のままにイチャつけばいいと思います。
\のれたよ~/
高さがあるので乗っただけでも 解・放・感!
ちなみに、こちらの人力車は海松さんがお金をためて購入したものだそう!
この日は寒かったので湯たんぽとブランケットを差し出してくれました。
パイル素材に包まれた湯たんぽがじんわり暖かい。癒されます~。
人力車の姫ポイント2.まわりの皆が優しい
そんなこんなで準備していると、まわりの旅行者の方たちが手をふってくれました。
確かに、日本人でも特別な感じがするんだもん海外の人からしたらビックリですよね。
さらに人力車はちょっと背が高いので皆の注目を集めます。そのたびに女性らしさが・・・ありがたいわ~。
では、いざ人力車の旅へしゅっぱつ~!
人力車の姫ポイント3.疾走感やばい
人力車にのったことがない人へ伝えたいのは
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疾走感がヤバイ。
ええええええ、ははははやいです、はやいです!
人力車って車?!!!くるま?!
でも、人為的な速さなので慣れてくると気持ちが良い。
なんだろうこの感じ。ジブリの「耳をすませば」で天沢聖司くんの後ろに乗る雫ちゃんもこんな気持ちだったのかもしれない。
大人になっちゃうとさ、誰かに何かを運転していただくことって減るよね・・・(昔の姫がこぞって人力車にのってたの気持ち、わかるわ~)
人力車の姫ポイント4.写真が盛れすぎ
ところで、最初に海松さんには「綺麗な写真が欲しい!」とリクエストをしていました。
そのお願いもとことん叶えていただいたので、美しい写真たちをお届けいたします!
ここは赤信号の時しか停車できない写真スポットだそう。 海松さんの運転テクでバッチリ撮らせていただきました!
1940年代から続く浅草ロック座を背に。
浅草園芸ホールのフォトジェニックさ。
でも、キメてる場所でなくても人力車は盛れる。
海松さんの背中もカッコイイですね!
人力車の姫ポイント5.教養が身につきまくり
車夫さんがすごいのは、人力車をひきつつ浅草の魅力をタップリ伝えてくれるところ。 走りながら喋るのだって慣れてないと難しいはずなのに。
浅草の成り立ち、支えてくれている神様仏様、お願い事を叶えるうえでのコツなどなど・・・。
人力車にのらなかったら絶対に知らなかった知識を教えてくれます。
浅草にあるのは大きなお寺だけではありません。 美しさを司る可愛らしいたぬき地蔵、人力車と一緒にお参りしてきました。
画像をよ~く見てみると「もっともっと美しく磨き上げたいあなたへ。きっと貴方に輝くばかりの美しさを・・・」とのこと。いやはや、女の欲望を熟知してらっしゃる。
普通の道すら違って見えてきます。
流れるような面白いトークを広げてくださる海松さんですが、この域に達するまではたくさんの努力があったそう。
マニュアル化されている浅草の知識こそあれど、それだけでは各々のお客さんに応える案内はできないですもんね。
最初に拝見した手作りの浅草地図からもひしひしと感じましたが、海松さんのそういうおもてなしの気持ちが沢山のファンをもつ理由なのかもしれません。
「ロカフレを見た!」でお得に人力車を楽しもう
さて、最後になりましたが皆さんにお願いがあります。
ぜひ浅草観光のおりには、本記事で取材させていただいた人力車一心さまに「ロカフレを見た!」と言っていただきたいのです。
すると、通常30分以上のコースから10分間の延長をし、そのぶんゆったりと浅草を案内していただけるそう!
当日、急にだと前後の兼ね合いがあると思うので、ぜひお電話で予約のときに「ロカフレを見た!」とお伝えください。 ご予約は30分以上のコースからです。
人力車 一心
TEL:070-5022-7493
人力車を堪能したあとは教えていただいた老舗で
ちなみに、この日はすごく寒かったので暖かい熱燗・・・
いやいや暖かいコーヒーが飲みたくて仕方がありませんでした!
車夫さんにリクエストすると美味しい飲食店や歴史あるカフェなどを教えてもらえます。
ということで、海松さんと別れたあとは1962年から続くローヤル珈琲店にお邪魔しました。
ちょうど、おやつ時だったこともありチーズケーキ(400円)と珈琲をオーダー。艶が綺麗です。
口に含むとするっと溶け出すのにチーズの香りがず~っと残る。しあわせ!
東京に十数年住んでいても、知らない歴史や素敵なスポットがたくさんあるものです。
たまにはプロの力を借りて女らしさを高めr・・・じゃなかった教養を身につける休日も素敵ですね!