アンニョンハセヨ。ダイソン後藤です。
2019年8月現在、「日本が韓国をホワイト国リストからの排除」「韓国が日本との軍事情報包括保護協定(
それに伴い、大韓航空など韓国の航空会社全8社が日本と韓国を結ぶ便を運休、減便するなど、政府間の関係だけにとどまらず、民間レベルにも影響が出始めています。
そんな中、お盆休みを利用して韓国の釜山に旅行をしてきました。その時に感じたことなどをレポートしたいと思います。
目次
前置きとして
韓国、釜山旅行のレポートにあたって、少し前置きを書いておきます。
釜山旅行についてだけ知りたい人はここは丸々読み飛ばしちゃってください!!
なぜこの時期に韓国へ行ったのか
そもそもこの時期になぜ韓国旅行をしてきたかについてですが、決してこの状況を見て、「よっしゃ、いっちょ現地に行ってみるか!」などという理由ではありません。
韓国旅行の予約をしたのが、日韓関係がここまで悪くなる前の6月上旬だったのです。
今年のお盆はどこに行こうか、という話になり、「その時期は国内はどこも込んでいるし、ハイシーズンで料金も高くなるから、いっそ海外の方が安く済むんじゃない?」ということで、そのなかでも安く、手軽に行ける韓国に行くことを決めました。
そんな理由で決めた韓国旅行ですから、航空券はもちろんLCC。
その中でもキャンセルが効かない最安のものを予約していました。ホテルもブッキングドットコムのベーシックプラン(普通より安い分、キャンセルができない)を利用していたので、行くしかなかった、という状況です。
もしキャンセルが効くプランで予約をしていたら、別の場所に行っていたかもしれません。
自分の立場について
まず最初に言っておきますが、この記事で日韓の政治的な部分に触れるつもりはありません。
しかし、現在センシティブな状況であることは理解しているつもりなので、こういった記事を書く上での自分の立場を紹介しておきます。
まず、いわゆる嫌韓ではありません。高校時代に韓国にルーツを持つ友人と、同じ野球部で3年間苦楽を共にしたこともあり、韓国人に対して悪いイメージはありません。
彼はとても良いやつですし、彼のお父さんとお母さんも世話好きで、もてなし好きのとても素敵な方々です。
そういう意味では、韓国人というだけで人格を見ようとしない人たちに対しての方が悪いイメージがあります。
韓国人でも日本人でも、良いやつもいればイヤなやつもいるだろ、と思っています。
そして韓流アーティストが好きだとかいうことはないです。もちろん韓流アーティストが好きな人に対して思うところもありません。
僕は興味ありませんが、母は数年前までチャングンソクが好きでした。
また韓国料理は比較的好きです。
中華もフレンチもイタリアンも好き。
そんな僕は、今回がはじめての韓国旅行。
なので、普段の韓国に比べてどうだとか、そういった比較はできません。
この記事を書いた理由
さて、先ほども紹介した通り、今回は完全にプライベートな旅行です。なので予約した段階でこの旅行を記事にするつもりはありませんでした。
ではなぜこの記事を書いているのかというと、これから韓国旅行に行くかどうかを迷っている人たちの参考になれば、と思ったからです。
というのも、日韓関係が悪化していくなかで、
韓国旅行を決行するのか、キャンセル料を全額払ってでもやめるべきなのか、僕自身がかなり迷いました。
韓国旅行の記事は検索すればたくさん見つかりますが、この時期に行ったものは少なかったのです。
twitterで【韓国旅行 危険】で検索すれば、たくさんの「この時期に行くとか死にに行くつもりですか?」みたいなつぶやきで溢れていました。
でもこういう人たちのアカウントを覗いてみると、ほとんどが普段から「韓国嫌い!」みたいな感じの人だったりします。
そういう意味では【韓国旅行 楽しい】で検索して出てくる韓流好き女子たちの「めちゃめちゃ楽しいー!!」みたいなつぶやきの方が、実際に現地に行っているっぽい分、信憑性があったかもしれません。
とにかく参考にできる情報が少なかったため、「よし。じゃあもう行こう。行ってみて、何もなければそれも記事にして、嫌な目にあったらそれはそれで記事にしよう。」と決めました。
そう考えると、最悪自分が嫌な思いをしてでも、その事実を伝えられるならいいか、と割り切って韓国に行くことができ、こうして記事を書いているというわけです。
いま、韓国旅行って安全なの?
まず、僕が話せるのは自分のケースについてだけです。
そして今回の旅行は、韓国の中でも釜山への旅行だったため、ソウルや他の地域の空気感についてはわかりません。なので、「韓国旅行が安全かどうか」という大きすぎる質問には答えられません。
しかし、今回の旅行で僕は何一つ嫌な思いをしていません。何一つです。
釜山でかかわった人たちは、みんな親切でした。
反日感情がどうとか、不買運動やデモがどうとか、本当に一切感じなかったです。
観光地を回ったので、日本語をできる人も中にはいましたが、ほとんどの人が日本語を話せません。
ホテルの人や一部の飲食店では英語が通じますが、タクシーや屋台ではそれも通じません。僕も韓国語は話せないのですが、なんとか身振り手振りで丁寧に伝えようとしてくれますし、接客業なので当たり前と言われればそれまでですが、皆さんにこやかに接してくれました。
本当に覚悟して韓国旅行を決めた分、肩透かしを食らったくらい、何一つ嫌な思いをしませんでした。
タクシーからの撮影で少し見にくいですが、反日の横断幕もあるにはありましたが、少し観光地からはずれた場所でしか見かけなかったので、ほとんど気にならなかったです。
その一方で、僕が韓国から帰国した後でショッキングなニュースも飛び込んできました。
これに関しては、被害にあわれた女性はかわいそうだと思います。
言葉も通じず、助けも呼べない状況で、想像もつかないほど恐ろしい思いだったことでしょう。この加害男性に関しては時期がどうだとか、国がどうかだとかに関係なく許せません。
ただ、これを日本と韓国の国際問題に当てはめすぎてしまうのは、うーん……。
個人間のトラブルは国内だろうと国外だろうと起こりうるものです。僕も京都の木屋町で酔っ払いに一方的に絡まれて交番に駆け込んだこともあります。
そういった事態に巻き込まれたときに、日本だと助けを求めやすいですが、海外だと確かに怖いですね。
万が一何かトラブルに巻き込まれた時のために、日本大使館の位置は確認しておくことをおすすめします。
しかし、それは韓国に限ったことではありません。
これだけ治安の良い日本に住んでいる以上、海外に行くということは、トラブルに巻き込まれるリスクは上がります。それを承知で海外に行くかどうかは個人の判断です。
韓国以上に危険な国はたくさんありますし、日韓関係が悪化している中で韓国に行くなら、普段以上に気をつけようね、くらいの対応が妥当なのではないでしょうか。
この時期に韓国に行くなんて自殺しに行くようなもの、という意見に対しては、実際に行った身として、決して賛同はできません。
釜山旅行レポート
長々と前置きをしましたが、ここからは、楽しかった釜山旅行についてレポートしていこうと思います!
物価について
今はウォン安です。事前に調べたり、聞いてみたところ、大体100円で1,000₩(ウォン)だと言われていました。
しかし、実際に50,000円を両替したところ、550,000₩くらいになりました。少しわかりにくいかもしれませんが、普段と比べて1割近く得だということです。今は韓国旅行がお得な時期です!
ご飯については、物価はそんなに日本と変わらないかな?
屋台とかだとめちゃ安いところもあるけど、食堂的なところだと大体700円~1000円くらいだし、焼肉食べてお酒も軽く飲んだら二人で8000円~9000円くらい。
場所にも寄るとは思いますが、チャガルチ市場で食べた海鮮はむしろ日本より高めでした。
でも料理を頼むと追加料金なしでナムルやキムチなどが大量に出てくるのでお得感はあるかもしれません。
交通費と宿泊費は、日本に比べてかなり安かったです!!
ホテルはすごく綺麗な部屋で、朝食付きで一人1泊3,000円とかだし、タクシーは体感的に日本の1/4~1/5くらいの安さ。
地下鉄に至っては、1,400₩と1,600₩の2択しかなくて、端から端まで乗っても1,600₩(150円くらい)で、儲けが出てるのか不安になるレベルで安かったです。
おすすめスポット
釜山のおすすめスポットを紹介していきます!
時系列とか無視して紹介しますが、どこもそこまで離れてないし、タクシーを使えば簡単に回れるところばかりなので、行きたいところをピックアップして旅行の日程に組み込んでもらって大丈夫だと思います。
タクシーが格安な釜山だからこそできる観光の仕方。
釜山タワー
釜山のシンボルマークである釜山タワーは、中心街の南浦洞にあって、アクセス抜群!
なので、とりあえず行っておいて損はないと思います。
龍頭山公園の中にあるので、手前の花時計のところでも写真が撮れるし、釜山タワーは上るのに8,000₩(750円くらい)かかるけど、釜山の街が一望できます!
あと、エレベーターを降りた先にフォトスポットなんかもあり満足感が高いので、8,000₩の価値は十分にあります。
食事もそうなんだけど、韓国は+αが多いイメージ。おもてなし精神をいたるところで感じました。
あ、龍頭山公園はちょっと丘の上にあるんだけど、正面にエスカレーターがあるから、絶対にそこから上るように。
横から階段を使って汗だくになった僕が言うので間違いありません。
海雲台ビーチ
海雲台(ヘウンデ)は釜山随一のリゾート地で、海雲台ビーチと言えば夏になると砂浜がパラソルで埋め尽くされるほどの大人気ビーチ!
この日は波が高すぎて海には入れなかったけれど……。
海雲台はビーチも人気なのですが、街全体が綺麗なので歩いているだけですごく楽しい!
なので、泳ぎたいという人はもちろん、そうでない人にもすごくおススメの場所です。
メインストリートはTheリゾート地、っていう感じなんだけど、一本入った通りには海雲台市場っていう地元民も行くような市場があるので、そこも楽しめる!
何泊か滞在するなら、海雲台で一泊するのがおススメです。
海東龍宮寺
海雲台で一泊してもらいたいと言った理由の一つがここ。
海雲台からタクシーで15分くらいの位置にある、韓国で一番美しいお寺と言われる海東龍宮寺です。
その、韓国一美しいお寺の中でも特におすすめしたいのが朝日です。
釜山は韓国の中でも南東に位置する港町なので、日が昇ってくる東側には海が広がっています。そしてその海沿いに建てられたこのお寺からは、最高の朝日を見ることができるのです。
美しすぎる……!
夏の釜山は日の出が朝の5:40分頃。
海雲台からはタクシーで15分ほどかかるので、かなり頑張って早起きしましたが、その価値は十分にありました!
ちなみに釜山は朝の5時からタクシーがブンブン通っているのですぐに拾えます。
むしろ海東龍宮寺から帰るときは少し拾いにくいかもしれません……。
とは言え、そこまで早起きしたくない人や、朝からタクシー捕まえて移動するのが面倒な人も安心してください。
海雲台のビーチからも綺麗な朝日を見ることができます。
また、海東龍宮寺も韓国一と言われるだけあって、朝日に関係なくとてもきれいなので、朝のタイミングを逃した人も是非行ってみてください。
願いが一つだけ願うともいわれていますよ!
甘川文化村
甘川(カムチョン)文化村は、最近有名になってきた観光地です。
山の上の方にあるということもあって、もともとは観光地ではありませんでした。しかし、家をカラフルに塗ったり、壁にアート作品をつくったりと、精力的に町おこしをした結果、ドラマの撮影地に選ばれるなどして有名になりました。
冒頭の写真にあった、バジ・チョゴリ(女性はチマ・チョゴリ)を着ていたのはココ。
後ろを見てもらうとわかる通り、かなり山の上にあることや、街全体がアートな雰囲気なことから「韓国のマチュ・ピチュ」と呼ばれています。マチュピチュにカラフルなイメージはありませんが……。
ちなみにこの衣装は1時間1000円ほどでレンタルできます。
女性は髪を無料で結ったりしてもらえるので、思い出作りにぜひ!
おすすめグルメ
次はおすすめのグルメを紹介します!
釜山と言えばご飯がおいしいことで有名です。韓国旅行を決めた際に、ソウルではなく釜山を選んだのもご飯がおいしいと聞いていたから!そして実際おいしかったぁ。
ヤンコプチャン
釜山は港町なので、海鮮が有名ですが、それ以上に感動したのはヤンコプチャン。
ホルモンです。
釜山のホルモンはとにかく新鮮で、噛み切れずに飲み込むタイミングがわからない……。なんてことが全くない!
南浦洞の駅を出てすぐ、チャガルチ市場の近くにホルモン屋さんが並んでいるヤンコプチャン通りがあります。その中ならまず外れはないと思いますが、今回は「東雲ホルモン」というお店でいただきました。目の前ですべて焼いてもらえます!
メニューには日本語の表記もあって安心。
ミノ、テッチャン、マルチョウ、すべて最高においしかったです!
チャガルチ市場
チャガルチ市場は大きな建物全体が市場になっていて、一階で海鮮を買い、二階で調理してもらうのが一般的。
観光地なので、一階には日本語を話せる人もいて、グイグイ交渉してきます。僕も入り口付近でオジサンに捕まって、新宿のキャッチもビビるほどの迫力でガンガン交渉されました。
タイやタコや貝など、おすすめのものを見繕って「全部で90,000₩でいいよ!」みたいな感じで言ってきます。
昼ごはんに二人で9,000円は高いな、と思い、結局オジサンの勧誘は断って二階に行ってみると、二階は食材を持ち込まなくてもご飯が食べられるようになっていました。
こちらは料理ごとに値段がはっきり書いてある明朗会計!
タコ
うなぎ
刺身
これは安心だ!と思って、下でオジサンに売り込まれていたものと同じような注文をすると、120,000₩でした。
オジサン結構頑張って値段交渉してくれてたっぽい……。
海鮮自体は新鮮で美味い。
特にこのタコは生きたままでウネウネしてるんだけど、すごく美味しかった!
ただ、チャガルチ市場は全体的に割高感はあるし、一旦市場内に入ると圧がすごくて断りにくいから、チャガルチ市場に行く人は「よし、お金使うぞ!」って覚悟して入るべし。お得に食べたい人はパスしてもいいかな。
あと体験としても、値段的にも一階で買ったほうがいいと思います。オジサンを悪者扱いして二階に行ったのは少し後悔です。
アワビ粥
朝はコレ!是非食べてほしい!アワビ粥!!
この白っぽいやつ全部アワビね。これだけ入って1500円くらい!
なかなか日本じゃこの値段でアワビは食べられません。
こっちはアワビのスープ。1200円くらい。
これも美味いです。
店の前にアワビがいっぱいいて、注文すると、ココから獲ってくれます。
なので間違いなく新鮮。
朝食に一人2,000円ちょいかかってるけど、これは大満足でした。
この店は海雲台ビーチのすぐそばにあるので、これも海雲台で一泊してもらいたい理由の一つです。
ミル麺
これまた海雲台で食べたミル麺(ミョン)が、サッパリしててすごく美味しかったので、ぜひ食べてもらいたい!
冷麺に似ていますが、冷麺はそば粉、ミル麺は小麦粉を使用しているのが一番の違い。
ミル麺は釜山の夏の風物詩だそうで、器には氷が入っていて本当にサッパリしています。
夏に釜山に来たならランチはミル麺!!
上にのってる肉みそ?を絡め
ズルっとすすれば
最高に美味い!
この店は普通のミル麺と、ビビン麺の二種類から選べますが、ビビン麺は韓国人でも辛いそうなので、辛いのが得意な人以外はノーマルのミル麺でいきましょう。
蒸し餃子もおすすめなので、1テーブルに一つは頼んでください。
その他にも
とりあえず上で紹介した「ヤンコプチャン」「アワビ粥」「ミル麺」は、アレルギーがない限りぜひ食べてもらいたい!
財布に余裕のある方は「チャガルチ市場」にも、ぜひ行ってみてください。
この他にもおいしいものはたくさんあったので、まとめて紹介します。
まず、やっぱり焼肉は食べてほしい!上のお店もすごく良かったです。
手前のサラダみたいなやつを、肉が来る前に食べきってしまい、どうやら肉と一緒に食べるようだったみたいで、店員さんが笑いながらおかわりを持ってきてくれました。優しい。ユッケも食べられて大満足でした。
海雲台市場で買い食いしたチヂミ。一枚100円。
海鮮チヂミとキムチ入りもおいしいけど、ポテト入りのチヂミが1番おススメ!
おなじく海雲台市場で、キムパ(韓国風巻きずし)の天ぷらとエビの天ぷら。これも結構な量で500円くらいでした。
天ぷらじゃないキムパも食べたかったんだけど、結局食べられないまま今回は帰国となりました。
あと釜山と言えば忘れちゃいけないのがデジクッパ。
韓国と言えばビビンバかな?って思ってましたが、釜山で見かけるのは圧倒的にデジクッパ。
釜山に来たならデジクッパをぜひ食べてください。
釜山事情あれこれ
釜山旅行で気になったものについて、あれこれ簡単に説明していきます。
釜山のトイレ事情
海外のトイレって汚いイメージがありますが、釜山は基本的に綺麗でした。
場所さえ選べばウォシュレットもあります。
ホテルのトイレ
ホテルは3軒泊まって、すべてウォシュレット付きでした。そのためお尻がデリケートな僕も安心。一番くつろげる場所のトイレが快適って本当に大事です。
あと街中でトイレがしたくなったらここに行けば綺麗なトイレがあります。
ロッテモールです。
釜山の繁華街には大体ロッテモールがあるので、ちょっとおなかの調子が怪しいな、と思ったらここへ向かえば何とかなります。
これは地下鉄の西面駅のトイレなのですが、大きい駅のトイレは大体綺麗です。
釜山の飲み水事情
海外旅行で気になるのが飲み水。
釜山で水道水が飲めるかどうかはわかりませんが、水道水が必要な状況に追い込まれることはありませんでした。
飲食店には大体こういう容器に入った水が冷やされており、これが無料で飲めます。無くなれば普通にお代わりもできる。
ホテルの冷蔵庫にも水が入っていて、3軒とも無料でした。自販機は少ないけど、コンビニやスーパーがそこら中にあるので、無くなればすぐに購入することもできます。
ロッテモールにはウォーターサーバーも
あ、でも飲み物の値段は日本より少し高いかもしれません。水は100円くらいで買えるけど、お茶とかコーラとかポカリスエットは500mlのペットボトルで200円~250円くらいが相場だったはず。
それから、自販機が街中にほとんどないので、空のペットボトルをパッと捨てられなくて地味に困りました。結局ホテルまで持って帰ったりしてて、「あー、日本は楽だったなぁ」って、そう思いました。
釜山のホテル事情
これまでも話に出てきてますが、釜山のホテルのコスパはすごい!
結構広いし、きれいだし、シャワーもあってトイレはウォシュレット完備。おまけに朝食バイキングまでついて一人3000円くらいで泊まれます。
朝食バイキングもおいしい。
海雲台で泊まったところは大浴場にサウナもあり、それでも5000円くらい。
アワビ粥を食べる予定だったので朝食はつけていません。
あと、ホテルスタッフの方々が全員親切でした。
最初に泊まったホテルは日本語を話せる人がおり、とてもとてもよくしてくれたし、他のホテルも英語が通じて大変丁寧に対応してもらいました。
そしてチェックイン前、「荷物を預かってもらえないか」と頼むと、快く引き受けてもらえ、無料にて空港まで送迎もしていただきました。
釜山の交通事情
ここも釜山の良いところで、交通費はめちゃくちゃ安い!
地下鉄はこういう切符を買うのですが、近いところで1400₩、遠くても1600₩と激安の値段!
どこからどこまでが1400₩かはわかっていませんが、切符を買うときに行きたい駅名を押せば、値段が表示されるので全く問題ありません。
券売機には日本語表示もありますよ。
地下鉄ではあまり日本人は見かけませんでした
釜山の鉄道は地下鉄だけではありません。空港から出ているのは、軽電鉄(ライトレール)といって、モノレールのような無人運転の比較的新しい電車です。
こちらは空港から出ているということもあり、日本人観光客も見られました。
ライトレールは切符ではなくトークン
ただ、ライトレールは釜山の中心街には直接行けないので、沙上(ササン)駅で地下鉄に乗り換えるか、タクシーを使う必要があります。
それから、釜山観光でよく使うのがタクシー。初乗りは3,300₩(300円くらい)で、上がっていく値段も100₩(10円くらい)ずつ。なので日本よりもかなり安いです。
1,000円~2,000円くらいで、釜山内ならどこへでも行けるイメージです。
また、タクシーには3銀色の車体の「一般タクシー」、車体の大きな「大型タクシー」、無事故無違反が続き、英語や日本語などを話すことのできる黒い車体の「模範タクシー」の3種類があります。
大型タクシーと模範タクシーは料金が2倍なので、どのタクシーを利用するか考える必要があります。
以前は多少高い料金を払っても模範タクシーに乗ることを勧められていたようですが、現在は一般タクシーで問題ないようです。
僕も一般タクシーを利用しました。
日本語も英語も通じませんが、グーグル翻訳で目的地を伝えられたので、全く問題なし。
あるドライバーの方は翻訳アプリを使って話しかけてきてくれたので、翻訳アプリ越しに会話してすっかり仲良くなりました。
もう現地の言葉を使えなくてもWi-Fiとスマホさえあればなんとかなる時代なんだなあ……。
でも運転はけっこう荒い。
これはタクシーがどうこうというよりも、釜山の道路交通全般的に荒いので、ある程度は覚悟しておいたほうが良いかもしれないです。
最後に
繰り返しになりますが、僕はこの旅行で、運が良かったのか何一つ嫌な思いをしていません。
ただ、この旅行中一人だけ、もしかしたら日本のことをあまりよく思っていないのかな、という方に出会いました。
それはタクシーの運転手さんで、乗り込んだ時にはにこやかだったのが、「Chinese?」と聞かれた際に、「Japanese.」と答えたら、表情が陰ったのです。
しかし、僕がガイドブックで覚えた「チャルプタッカンミダ(よろしくお願いします。)」と声をかけると、再び笑顔で「カムサハムニダ」と返してもらいました。
そこからのドライブは終始にこやかで、何事もなく無事に目的地へ到着しました。
どの国にも、○○人というだけで偏見を持つ人はいるかもしれません。
しかし、大切なのは人と人だと思うのです。
おすすめの店を尋ねると丁寧に説明して、日本語の地図までくれたホテルのスタッフさん。
ビビン麺の辛さをジェスチャーで教えてくれたミル麺の店のお姉さん。
肉と一緒に食べるのを知らずに食べきってしまったサラダを笑顔で持ってきてくれた焼肉屋の店員さん。
ずっとタクシー内で翻訳アプリ越しに会話をして、夢中になりすぎて道を間違えたタクシーのオジサン。
ライスが食べたいとお願いしたら、別の店までわざわざ米をわけてもらいに行ってくれたホルモン屋のおばちゃん。
初めてのバジ・チョゴリを着るときに優しく手伝ってくれた店員さん。
僕が汗をかいていたら扇風機を向けてくれて、「寒くなったら言ってくださいね」と、Google翻訳で伝えてくれたアワビ粥の店員さん。
先ほど紹介した、少し日本を良く思っていないかもしれないタクシーの運転手さんも僕が扇子で扇いでいると、そっと冷房の温度を下げてくれました。
僕の初めての韓国旅行は、彼らのおかげで、ものすごく良い思い出になりました。
心から、カムサハムニダ。