お日さまも登りきらない午前9時、下町情緒あふれる浅草にやってきました。
すべては、昼間から美味しいお酒を飲むため!
退勤後の赤ちょうちん、終電後にすべりこむバーもいいけれど、昼から飲むお酒ってトクベツ美味しいですよね? ね?
雷門奥の賑わいも魅力的だけれど、私が求めるはアルコール。飲んだくれ浅草旅のスタートです!
目次
大衆鳥酒場 鳥椿 雷門一丁目店
まずは1件目、仲見世通りの賑わいを右手にみつつ雷門通りを進んでいきます。
「大衆鳥酒場「鳥椿」雷門一丁目店」に到着。
休日は列ができると聞いていましたが、この日は開店直後のためすんなり入ることができました。
普段は込んでいるお店が並ばずにスマートに飲める、これも昼飲みの特権ですね。
目印は大きな提灯(ちょうちん)。外から見ると薄暗く感じますが、中はポカポカ暖かい色味。
平日の開店直後にも関わらず先客がいました。店員さんは1人で忙しそう。
鳥椿でハイボールを頼むと問答無用でチンチロリンが始まります。
チンチロリンとは、サイコロを茶碗の上で振ってその出目で勝負するゲーム。
私が狙うのはゾロ目の1杯無料でも偶数の半額でもなく、2.5倍サイズになる奇数のみ・・・!
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4と1、あわせて5。やった、奇数だ~!
\\\ ドーン ///
幸先のいいスタートですね! え、値段が2倍になるから奇数はハズレだろって?
知らない、大きいジョッキってテンションあがるんですもん!
すきっ腹にアルコールは身体に酷。酒の肴も楽しみましょう。
特製煮込み(350円)はちょこっとだけピリ辛。お酒のお供にピッタリです。
鳥椿にきたらチューリップから揚げは食べておきたい。
1つから注文できるので、アツアツをほおばりましょう。
フワッフワで柔らかい~。贅沢なブランチですね!
鳥椿へのアクセス、営業時間など
住所:東京都台東区雷門1-16-12
電話:03-6231-7336
営業時間:10:00~23:00
定休日:年中無休
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さて、特大ハイボールを堪能したら2件目にまいりますよ!
目に入る街並みがどこか懐かしく、足取りが軽くなってしまう浅草マジック。
いやいや、まだ酔ってません。
せっかく浅草に来たのに、あれを飲まずして酔えないでしょう!
そう、公園本通りでホッピー飲まなきゃ!私、ホッピー飲んだことないんです!
公園本通り・・・は今や昔の呼び方なのかも。ホッピー通りやもつ煮横丁、いろいろなあだ名で親しまれるこの通り。
どこのお店も道にはみ出し、恰好を気にせずお酒を囲む。日が差し込む暖かさは、さながら「縁側」のようですね。高まる!
居酒屋 鈴芳
選んだのは「鈴芳」、昼のみの同志たちがすでに楽しそう。この酒場感がたまりません。
鈴芳のオススメは樽生ホッピー。記念すべき初ホッピーですから、黒と白の両方を頼んでみました。
手前が黒、奥が白。本当だ、色が違いますね。
スルスル飲めちゃうホッピーマジック!なんだこれは!勝手に消えていく!!!
食事メニューも充実。がっつり食べることもできますね。
にらまんじゅうはニラがぎゅうぎゅう。昼から食べるには・・・なんて乙女な思考回路は不要です!
ホッピーストリートの雰囲気に飲まれればお酒のことで頭がいっぱいになりますから大丈夫。気負わずにほおばってしまいましょう!
鈴芳へのアクセス、営業時間など
住所:東京都台東区浅草2-5-1
電話:03-3841-6081
営業時間:平日・12:00~22:00
土日・9:00~22:00
定休日:火曜日
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さて、初ホッピーも堪能したことですし3件目にまいりますよ!
3件目は、私が浅草にくるたびに飲んでるいる神谷バーでガツンといきましょう!
神谷バー
雷門の前を通り過ぎ、やってきました「神谷バー」
神谷バーは明治13年の創業以来、ずっと浅草でウイスキー(デンキブラン)を提供し続ける老舗。
多くの文豪が通ったそうで、太宰治の人間失格にも登場しています。
こちらが噂のデンキブラン(270円)
大正時代には真新しいものを「デンキ××」と呼んでいたんですよね。そこに、電気が走るように沁みるアルコール度数もあいまって、デンキブランと呼ばれるようになったのだとか(笑)
うわあぁ、美味しそう~~。私に文才を授けてくれ~~。
ちなみに、個人的にはこちらの電氣ブランサワーもオススメです。
こってりとした甘さが特徴的で、お酒らしさはあるのに飲みやすい。
・・・レッドチェリーが添えてあれば「コイツめっちゃ飲んでる感」も紛らわせる・・・ハズ(笑)
ちなみに、デンキブランは贈り物やお土産にもオススメです。プレゼント用に包装もしてもらえますよ~!
神谷バーへのアクセス、営業時間など
住所:東京都台東区浅草1-1-1
電話:03-3841-5400
営業時間:11:30~22:00
定休日:火曜日
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さてさて~、自分が大好きなデンキブランを堪能した後は、雰囲気を変えて楽しみたくなりますね!
ここで出会ったのは人力車一心の車夫(しゃふ)、海松さん。
「お酒はたしなむ程度だけど、気に入ってるところならありますよ~!」
ということで、海松さんがちょこちょこ行っているお店を教えていただきました。ラッキー!
正ちゃん
ということで、おとずれたのが「正ちゃん」です。
お昼のピークはすぎたもののすでに満席。ちょっとだけ待ちました。
お客さんと入れ替わりで入店。店内はカウンター席のみで、目の前には所せましと料理が並んでいます。
おかみさん手作りの優しい色合いの料理たち。香りだけで既にほっこり、まどろんでしまいます。
メニューは外国語にも対応していました。
4件目になり冷えたお酒は休憩。熱燗を楽しみます。
ふ~~、さすがに浅草をぐるぐる歩いては飲んで歩いては飲んでいるから、日本酒が身体にじんわり沁みわたります。
人力車の車夫さんが仕事帰りに寄っちゃう気持ち、わかるなあ・・・。料理と日本酒の香り、なんだかとっても贅沢してる気がする。
正ちゃんへのアクセス、営業時間など
住所:東京都台東区浅草2-7-13
電話:03-3841-3673
営業時間:平日・お昼過ぎ~22:00
土日・9:00~20:00
定休日:月曜、火曜日
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さて、今まで駅周辺を飲んだくれてまいりました。
が、吾妻橋をわたったところにも美味しいビールのお店があるんですよね~。
ふふふ、熱燗で身体もポカポカしていることですし、最後の5件目にまいりましょう!
隅田川バルSUPER ”DRY”
到着したのは「隅田川バル SUPER ”DRY”」!
そうです。最後に優しく美味しいビールを飲んで、2日酔いを予防しましょう~!
えええ、どれが良いかな~。どれも美味しそう~!(すでに顔がだらしない)
どうしよう~~、どれも美味しそうですね~~!
ビールのお作法はわからないのですが、キラキラ綺麗な隅田川ブルーイング ヴァイツェンをいただくことにしました!
なにこれめっちゃ飲みやすい!サラサラ!
これ絶対、女の子がすきなやつだ~~。フルーツみたい、ふんわりしてる!
つづいて、隅田川ブルーイング 吾妻橋ペールエール!こっちはなんだか安心する味です~
最後に、隅田川ブルーイング スタウト。
好みで言ったらこれが1番かも・・・。しっかり苦くて味が濃いのに、後味はすっきり。美味しい~!
私はすべて頼んじゃいましたが、飲み比べセットもありましたよ!
ウッディ―な内装にフードメニューもお洒落。こういう雰囲気も何もかもが美味しいところってデートスポットにぴったりですよね!
下町感を堪能したら、最後にお洒落な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?
隅田川バルSUPER ”DRY”へのアクセス、営業時間など
住所:東京都墨田区吾妻橋1-23-36 アサヒグループ アネックス 1F
電話:03-5608-3831
営業時間:平日・11:00~23:00
土日祝・9:00~23:00
定休日:年中無休
昼から飲んで何が悪い!浅草で贅沢な飲んだくれライフを
2.5倍サイズのハイボールに始まり、ホッピー、デンキブラン、熱燗、ビール・・・なんて幸せな昼間だったんでしょう。
一見、負い目を感じがちな昼飲みを心行くまで楽しめたのは、ぶっきらぼうな中に優しさが垣間見える下町クオリティのおかげかも。
ぜひ、あなたも浅草で情緒あふれる昼飲みを楽しんでみてくださいね!