北海道旅行3泊4日最終日。新千歳空港からの飛行機は夕方の出発です。
飛行機を予約する時って、できるだけ長い時間現地にいられるように、遅めの飛行機を選びがちですよね。
でもホテルのチェックアウトは大体朝10時頃だし、余裕をもって空港に来たら来たで、空港の周りって基本的に何もないから意外と時間を持て余したり。
結局空港のロビーで友達とトランプしながら何時間か過ごしちゃったなんて経験ありませんか?
せっかく北海道まで来たんだから最後の最後まで北海道を味わってやろう。
というわけで、今回は「北海道旅行の最終日に半日で行けるスポット」を紹介します!
新千歳空港から1時間程度で行ける場所
というわけで、まず場所選びですよね。条件は、「新千歳空港から1時間程度で行ける」ことです。もちろん札幌以外!
とりあえず調べてみましょう。
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- 恵庭(えにわ)市 20分
- 北広島(きたひろしま)市 28分
- 江別(えべつ)市 1時間4分
- 安平(あびら)町 37分
- 白老(しらおい)町 1時間18分
- 苫小牧(とまこまい)市 36分
苫小牧ってNYヤンキースの田中将大選手の母校があるところですよね?
よし、ここにしよう!!
というわけで、野球好きな僕の安直な考えで最終日の目的地は苫小牧市に決定です。
半日で楽しめる苫小牧市
情報収集
はい。さっそくやってきましたJR苫小牧駅。
新千歳空港から、バスだと50分程度で片道620円、JRなら35分程度で680円です!
しかし、「なんか聞いたことある」という程度の状態でやってきたので、本当に皆さんにおすすめできるだけの場所なのか、早速聞き込みして情報収集から始めます!
まちなか交流館
住所:〒053-0022 北海道苫小牧市表町3丁目1
まちなか交流館というコンビニより小さい建物を発見。
外からは一切中が見えないので旅行者が入っていいのかどうかわかりませんが、扉をガラガラ。
なんと足湯が出現!外からでは全く予想がつきませんでした。苫小牧美女がおもてなしです。
ほとんどの町が抱える問題ですね。僕の同級生も半分以上、関東に上京した現実があります。
それ自体が悪いことだと言うつもりはありませんが、地元でも働ける環境や挑戦できる環境を作っていかなければ、田舎と呼ばれる町がなくなってしまいます。
ロカフレも地方創生に少しでも役に立てるように頑張らないと!
少し話が逸れましたが、よくよく聞いてみると、苫小牧市は地元の方がおっしゃるような「何もない」場所ではありませんでした!
「マルトマ食堂」か、地元の方がおすすめする食堂にハズレはありませんからね。
今日のお昼はここに決まり!
そういえばホッキ貝ってちゃんと食べたことはないかもしれない……これはぜひ食べてみないと!
その後も地元の方々と話をしながら20分くらい足をつけていると。
足が真っ赤!
足が真っ赤になったところで出発しましょう。目的地は「マルトマ食堂」と「科学館」です!
お腹もすいたことだしまずは食堂ですね。
マルトマ食堂
地元の方おすすめの「マルトマ食堂」は、JRの駅から20~30分ほど歩きます。
住所:〒053-0012 北海道苫小牧市汐見町1丁目1−13 苫小牧市公設地方卸売市場
漁港が見えてきました。 北海道の漁港って言葉だけでよだれが出ますね。
「マルトマ食堂」の看板を発見!ホッキ貝のホッキー君がお出迎え。全国一の水揚げ量を誇るだけあって、ホッキ貝を町のいたるところで見かけます。
苫小牧卸売株式会社の1階に例の食堂があるのだそう。
なんだか地元感が出てて良いですね。
席が空いていなければ、外の看板の前で待ちます。
看板「市場関係者の方を優先します。」
関係者の方も食べに来る!ますます期待が膨らみますね!!
いざ店内へ!
入り口には大量の色紙が。店内にも壁が見えないくらいに色紙がありました。
ここまで色紙だらけのお店見たことない!地元の方からも、旅行者からも愛されているようです。
窓のサッシにまでサイン色紙。ほんとにギッシリだな!
店内にはカウンターと8人掛けくらいのテーブルが二つあります。たまにはみんなで囲って食べるのもいいですね。
他の人が食べているのを見るとどれも美味しそうで迷う迷う。
見事にホッキメニューがずらり!
【ホッキカレー】も人気らしいですが、食堂の名前でもある【マルトマ丼】を注文!!
ドーン!!
あふれそうなボリューム!というよりあふれ落ちちゃってるよ……
マルトマ丼に入っているネタは日替わりらしく、この日はホッキ、エビ、アワビ、サーモン、タコ、いくら……あとはわかりません!
1300円でこれだけ大きいアワビが入っていることはまずありえない!
早速いただきます!
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……美味すぎる。
まず食感が違う!よくエビの食感を「プリプリ」と表現しますが、これは「ブッリンブリン」って感じ。
ホッキ貝もすごい!回転寿司でホッキ貝が流れてきたりしますが、もう全く別の食材と言って良いでしょう。どんなに鈍感な舌の持ち主でも明らかに違うとわかる。
あと、濃厚って言葉の意味が分かるはず。味が濃厚ってこのことを言うんだと、僕はここで知りました。
とにかくこれは絶対食べてほしい!絶対!!
もちろんホッキ以外の料理も数多くあります。
ぷらっとみなと市場
次は科学館に向かおうと、歩き出したところで気になる市場を発見!
住所:〒053-0004 北海道苫小牧市港町2丁目2−5
これまた美味しそうな雰囲気!
マルトマ食堂のホッキー君とはまた別のホッキ貝、HOKKIちゃんが大漁旗を振ってお出迎え。仲間が大量に獲られたのにこの笑顔、少し複雑です。
そんな彼女が「味も水揚げ量も日本一」と言ってるのでここも美味しいこと間違いないでしょう!
それにしても現代にゆるキャラは何体いるのかな?この旅で出会ったゆるキャラ紹介もいずれ、まとめてやりますよ!
入ると「いらっしゃい!」と元気な声に迎えられます。なんか市場って感じだ。
市場の中にはお店が4軒あります。どこに入ろうかメニュー表を見比べて……
ここにします!【とりあえず逢海(あうかい)】さんに決定。
【とりあえず逢海】っていう店名です。とりあえず【逢海】ではなく、【とりあえず逢海】。
ここでもホッキメニューのバリエーションの豊富なこと豊富なこと。
苫小牧のホッキ貝めちゃめちゃ美味いもんなー、そりゃおすすめしたくなる気持ちもわかりますよ。
で、4軒ある中からなぜ僕がこのお店を選んだのかというと……
見てください!浜焼きのお得なセットを見つけたからです!!
網の上で少しずつ香ばしくなっていくあの感じ。ほんとたまらないですよね。先ほどのマルトマ食堂で生の魚介はたっぷり味わったので、次は焼いていただきます。
新鮮な魚介って生でも焼いても新鮮なのがわかりますからね。楽しみだ!
ホッキ、ホタテ、ツブ貝、カキの登場!目の前の網で焼くのはテンションがあがります!
あー、写真ではこの香りは伝わらないのが悔しい!段々香ばしい香りが漂ってきて、もう思い出すだけでもよだれが……
まずはこの町の主役【ホッキ】です。
ほんのり赤くなれば食べごろでバターの味付けと相性抜群!!バターと貝の組み合わせは本当卑怯すぎる!
2月で冬季の冷たい海水で身が引き締まり一番美味しい季節です。
ホタテもバター味で一口で食べると。
本当、たまらんのです。言えることはそれだけ。
ホタテの旨みとバターの香りが口の中で広がってもうジュワ~って……とにかくもう、、、。
ツブ貝のぷりっぷりの身をショウガ汁といただき。
カキはポン酢と一緒にいただきます。
カキを最初に「海のミルク」と呼んだ人は、ここでカキを食べたんじゃないだろうか。
海にどっぷりおぼれて満足!
北海道旅行中に刺身はたっぷり味わったという方は、ここの浜焼きが本当におすすめです!!
店主のこだわり。浜焼きでも貝ごとにベストな食べ方で提供されます。
また、奥に何かあるかなと行ってみると【ホッキちゃん】がいました。
あれ?こんな子やったっけ?だいぶ男らしくなったような……。
ちなみにさっきの子はこんな感じ↓笑
……気のせいですね。
地元の人に愛されてる感じがいいですね!これぞご当地キャラの良さ!
苫小牧は海が見える
移動中の様子です。
北海道って、なんとなく海のイメージがありますが、新千歳⇔札幌だけだと実は一度も海が見えないんですよね。
その点、苫小牧なら漁港を少し離れると海を独占できます。
カメラを持ち歩くようになってからこういうデザインを見つけては撮るようになりました。
よく見ると船が写ってるんですよ。大型船があんなに小さく!海広いな~。
北海道の(普通の)ガソリンスタンドを発見。
レギュラーガソリンの値段は京都と変わりませんでした。むしろちょっと安いか?
北海道ではコンビニ業界の王【セイコーマート】。
なんとセイコーマートはセブンイレブンよりも1号店開店は先だそう。こういうのどかさも、札幌とはまた少し違う魅力でしょうな。
苫小牧市科学センター
そうこうしているうちに、地元のおじさんに教えていただいた科学館に到着。
住所:〒053-0018 北海道苫小牧市旭町3丁目1
本物の宇宙船がある。って言ってたけど、本当かな?
土曜日とあって元気な声がたくさん聞こえる中、僕も楽しみます。
ヘリコプター。ぶるぶる。
コックピットに実際に座れてテンションMAX!!
やっぱこういうボタンやメーターがたくさんあるのって、何歳になっても男の子心をくすぐられます。コクピットに座って華麗に操縦。ロマンだよなぁ~。
こちらは一人で来ているので撮れず……
顔出しパネルにはいつもメンタルをえぐられます。
と、ここでおじさんが言ってた宇宙船!まずであんのか。
名前は【ミール】といい1986年に打ち上げが成功した長期滞在型宇宙船です。
どうやら本当にホンモノらしい。でもなんで?
実はこの機体は当時、同じものが2機作られて一機目が見事打ち上げ成功したので、ここにあるミールは宇宙へ行かず保管されることになったそうです。
ミールの中にはコックピットや筋トレ台、さらにトイレが。
宇宙船の中ってこんな感じなんだ!無重力でトイレしたら浮いてきちゃうだろうから、そうならないための工夫があるんでしょうね。汚い話ですみません。
でもまたしても胸が高鳴る!こういうの見てワクワクするのは子どもだけじゃないんです!
出口にはこちらも本物のSLがありました。
そこまで電車に興味はないんですが、SLはカッコいい!!なんでか分かんないけどこの見た目には惹かれるんだよなぁ~。
機械好きの人には大満足な科学館でお子様連れのご家族にもおすすめです。僕はばっちり心を掴まれてしまいました。いやぁテンション上がった!(あ、プラネタリウムもありますよ)
そろそろ時間なので苫小牧駅に戻り、新千歳空港へ向かって最終日も終了。
まとめ
まず、ここで食べたマルトマ丼と、浜焼きは文句なしに美味かった!
札幌市内でも食べられる店はあるとは思うのですが、やっぱり海のそばで食べるのはまた格別美味しいような気がします。
僕は実際に半日しかいなかったので、はっきりとはわかりませんが、苫小牧に3泊4日しろ、と言われたらもしかしたら後半はやることがなくなるかもしれません。
失礼だとは思いますが率直な感想!笑(ゆるしてね)
でも、半日限定で詰め込むのであれば、札幌にも負けない魅力があると思います!
今回は時間が足りなくて行けませんでしたが、駒大苫小牧にも行ってみたかったなぁ。田中選手が実際に練習していたグラウンド、興味あります。
半日では足りない魅力が詰まった苫小牧市、北海道旅行の最終日に行ってみてはいかがでしょうか?