6月下旬、編集長の呼び出しでロカフレライターが都内某所に集められた。
理由は一切聞かされていない。

「よく来たな、お前ら。」

「今日はお前らに言いたいことがある。」

「いいか、よく聞けよ。」

「いっつも無能無能いじりやがって!俺は編集長だぞ!!もっと敬意を持て敬意を!」

「そういう態度のことを言ってん……前田~!自分の乳首をチェックするな!!」

「こっそり携帯見るな!キレイなY字になるな!!」

「お前ら俺のことなめてるだろ?よし、決めた。今から俺をもてなせ!精一杯接待しろ!!」

(器ちっちぇ~)

「じゃあこれ企画ってことですね!」

「一番もてなし上手だった人に編集長から自腹で5万円な。」

「いいね。自分の地元の名産品でおもてなしする『地元1グランプリ』ってことでやりましょう!」

「え?自腹?まじで?」

「やりますよね?」

「・・・3万円でもいい?」
こうして、編集長が威厳を取り戻すために集めたロカフレライター達の手によって、編集長のポケットマネー3万円をかけたおもてなし対決『地元1グランプリ』が開催されることになりました。

というわけで、それぞれの地元の名産品を購入するために、ライター各々が足取り重くアンテナショップに向かいます。

東京都内のアンテナショップは基本的に山手線内、特に東京駅、銀座、新宿などに多いので気軽に全国の特産品を買うことができます。
旅行のお土産を買い忘れた!って人もこれさえあれば安心ですね。
(編集長のわがままに付き合っている時間はないので、買い出しの場面はカットします。)
地元1グランプリ開催
それでは各自購入してきた商品で、編集長を『おもてなし』しましょう。

「ロカフレTシャツ作ってみたんだ。」

「うるせー!!これ着ない奴らは全員失格!!!」
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それでは行ってみましょー!!!
エントリーナンバー1 ニシキドアヤト


「厳密に言うと適当ではなくて、昔食べてた駄菓子の『どんどん焼』のパッケージイラストに似てたからです。」

「喉乾いたんで、とりあえず飲みますね。」





「ご安心を。本命はこっちです。」

「これ飲んで一発お願いします。」
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「ウヒョーーーーーー!!!☆」

「はい!ギャグギャグ~!!ギャグギャグ~!!!」


「類似品の『ヨクスベ~ル』だったかもしれません。」
エントリーナンバー2 ダイソン後藤





「あっ、これなら飲める!」

「ダメです。これは僕用に買ってきたやつなんで。」

「新幹線で買うか迷ってたんでちょうどよかったです。」
エントリーナンバー3 中馬さりの

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「ロカフレへの愛を込めてみました!」

「あ~『ロカフレ』ってなってるぅ~」

「通常時の120倍美味いっ!!」

「え?いいの?なんか悪いね、みんな。」
「はい、あ~ん♡」
「おごっ」

「あっ、歯に染みる」

「あ、頭が~」

「あぁあ~歯が~頭が~」

「ああああああああああああああぁぁ」
エントリーナンバー4 ぼりさん


「これを飲め。」

「安心しな。きちんと用意してる。」

「し、塩……?通が過ぎる。」






「うん。ムリです。」
エントリーナンバー5 ジャンプ力に定評のある前田



「普通のちくわより肉厚!!おいしいです!ありがとうございます!」

「これお酒だったんだ」


「うぇえぇぇ」

「あっ、そのお酒、割って飲むようなので気を付けてくださいね~」

「急いでこの、熊本の小中学校では夏になると給食に出てくる熊本県民のソウルドリンク『ジューシー(みかんジュース)』を飲んでください!」

「やけに説明口調だったけど美味い。」

「へいお待ちっ!」


(ガッツリ入ってんなぁ~)

(でもこんなピュアな目で見られたら何も言えねぇ~)


「普通にめっちゃ美味い!」

「最後はコレです!」

「なにこれ?昆虫とかじゃないよね?」


「失格。」
結果発表
これで今回の地元1グランプリのすべての挑戦者が出そろいました。
果たして誰が編集長から3万円のポケットマネーを受け取り、『ただただ自分の地元で豪遊するだけの記事を書くことができる権利』を手にすることができるのでしょうか。
審査員にしてスポンサーでもある編集長やましゅーから発表されます。

「それでは発表します。優勝者は……」
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「中馬さんで~す!!!」

「お前ら4人はもてなす気なかったじゃん。」

ズゴー!!!
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というわけで優勝は中馬!

優勝賞品の『ただただ自分の地元で豪遊するだけの記事を書くことができる権利』が中馬に送られたので、後日中馬の地元満喫記事がアップされる予定です。ご期待ください!
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