2018の7月、去年の夏頃に沖縄へ移住しまして、かれこれ9ヶ月ほど沖縄に住んでいます。
沖縄といえば、このロカフレでも以前触れましたが、「飯がまずいのではないか?」「米軍基地について毎日ドンパチやっている」などなど、何かと噂の絶えない地域でして、他の地域とは少しばかり違った雰囲気を醸し出す場所です、個人的には。
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そこで今回はその噂の真偽について、実際に移住した僕が一つずつ答えていこうと思います。
項目は自分が移住する前によく調べていたことと、その他、ネットに載っているものを持ってきた形です。随時更新していきたいと思うので、気になることがある場合はお問い合わせにてご質問ください。
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目次
仕事がない
一つ目。よく言われる「沖縄には仕事がない」というもの。
これはまあ嘘ですよね。普通にたくさんあります。ただし、那覇とそれ以外の場所には大きな差があり、沖縄北部、例えば国頭とかいう地域においては仕事はないに等しいですよね。
そもそもお店がないですし、働いている人はホテルなどの観光業や漁業がほとんどではないでしょうか。なのでこちらに移り住んで仕事探しに苦労しないということはまずないと思います。苦労するはず。
ただし、この言葉はこの後なん度も多用すると思いますが、「沖縄の田舎だから」という問題ではなく、そもそも田舎なんてそんなものでして、例えば岩手の田舎でもそのような状況ではなかろうか、そう思うのです。
沖縄に限った話ではないということですね。ご注意を。
追記(9/28):仕事探しに困らないため、移住前に(沖縄以外で)探そう
「沖縄だから」仕事がない、ということではなく、「地方だから」ないんだよね、というお話をしました。
それは今も変わらずそう思っています。
ただ最近気づいたことが一つ。それが給料(賃金)と生活費の関係性がアンバランスになりつつある、ということです。
宮古島なんて今まさにそうですが、仕事がない(給料が安い)のにも関わらず、土地代だけベラボウに高騰しており、例えば1kで1ヶ月10万円近くなっています。これは都内まではいかないものの、それに匹敵するくらいでしょう。
都内であれば、その分、給料も高いのでいいですが、宮古島は給料が安いままなので、移住(定住)させる気がないですよね。
それと同じことが沖縄本島でも起こりつつあります。最低時給が2019年10月3日から、やっと790円(ちなみに都内は1013円)になるのにも関わらず、土地代は高騰中。中心地である那覇とかめっちゃ高いです。
全国相場からすれば安い方ではあるものの、今後、「物価が安いから移住する」という人はいなくなると思います。
それくらいバブリーです。
さて、このような現状を踏まえ、沖縄に仕事があるないに関わらず、沖縄以外でリモートが可能である会社を見つけておくことをおすすめします。
都内の会社であれば、都内の給料が適用されるので、まだまだ沖縄での暮らしは楽ですよね。沖縄で働いてしまうと、給料は安いのに家賃が高い!みたいなことになりかねませんので。
もちろんリモートになると、その分、職種が限られてきます。
最近では、エンジニアやライターなどの職種が増えているため、そういったのを参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考記事:IT系の会社であればこういったサイトで探すといいと思います
追記(9/28):沖縄の仕事探しは友達からの紹介制?
とは言いつつ、いきなりエンジニア?って感じの人も多いでしょう。別にエンジニア以外でもありだと思いますが、リモート職となると、どうしてもIT系になるとは思います。
どうしても受け入れられない方はやはり現地、沖縄で職を探すことになりますが、実は沖縄って他のどの県よりも、友達の輪?関係性?みたいなものを大事にする文化があります。(ぼく調べ)
なので移住前から例えばSNS等を通じ、沖縄の人と友達になっておくのはスゴくいいことです。
そういった友達から仕事先を紹介してもらう、みたいなことはしょっちゅうあります。
「いやいや、そんなのたまたまでしょ!」って思われると思いますが、マジなんですよ。
まあ騙されたと思ってチャレンジしてみてください。
全体的に治安が悪い
うそです。いいです。
うちなー(沖縄生まれ)の人に聞けば、「どこどこの地域は治安が悪いよね」という話はよく出てきますが、ぼくの目で見る限り都会の方が治安は悪い。恐らく成人式の有名なアレが治安の悪さを彷彿させるのかもしれません。
ただ一部、米軍の人たちで構成された街がありまして、そこは確かに最初恐さを感じることがありました。
これは行ってみないと分からないと思いますが、まあ比率的にも圧倒的に海外の人が多いんですよ。海外にいって、財布盗まれないか?など警戒することってあるじゃないですか。そんな感じの恐さです。
じゃあ実際行ってみてどうなの?と聞かれれば、結局普通です。異世界感は免れないと思いますが、特段治安が悪いってこともありません。(ただしバーの店員曰く、昔は特別治安が悪かったらしい。「らしい」です。)
台風がやばい
やばい。あたり。
本土とは比べ物にならん。詳しくいうと、窓を閉めていても雨がキツすぎて入ってくる。意味がわからないと思うが、隙間という隙間から本当に液体が入ってくるのです。なので新聞紙やタオルなどを詰めまくります。
あとは小石などが空を舞うため、台風時に外を歩いていたりしたら普通に死ぬ。
窓とかも、襲撃を食らったかのように簡単に割れるので、場所によっては雨戸必須ですよね。
物価がやすい
嘘!高い!全部高いです。
安いと感じるのは人件費くらいですね。物は高いし、土地の値段なども年々上昇しているらしく、数年前の賃貸の値段、ホテルの値段とは比べ物にならないくらい高いです。
ただ不思議なのが居酒屋はどこも安い!たぶん、人件費が安いからだと思うんですが、自分で作ってまあまあの食事をするのと、居酒屋でプロの料理を食べるのだったら居酒屋行こう!ってなるくらい。
もちろん絶対値として居酒屋の方が高くなるのは当たり前ですよ。コスパの問題。
ゴキブリがでかい
でかいな。あかん、あれは。
運転がとろい
普通。
田舎にいけばおっちゃんが軽トラでトロトロ走っているっちゃ走ってますが、これも沖縄ならではというか、田舎全体でよくある微笑ましい光景ではなかろうか。
ソバがあのソバではない
沖縄そばという本土のとこのうどんみたいなものがあります。それを沖縄ではソバって言いますね。白いし太い。
本土にあるソバもあるっちゃあるけど、引っ越してきて本土バージョンの蕎麦屋は一つしか見つけれていません。
ちなみにラーメン屋は近年非常に増えているらしく、天下一品とかも普通にありますよ。
まあそうは言ってもやはりラーメン屋自体も少ないなあという印象。
Amazonが届かない。送料が高い
届くけど、届くまでに3.4日かかるのはマジですね。
僕が沖縄に引っ越して唯一後悔したのがまさにコレでして。Amazon中毒の人には少し絶えれないかもしれません。また送料が高いというのも本当です。Amazon primesはもちろん0円になりますが、それ以外の、ネット通販はめっちゃ高いです。
花粉症がない
僕、杉なんですけど、杉はないです。その他もおそらくないと思います。すみません、確証はありません。
ただ花粉がない代わりに黄砂がすごく、それによって目や鼻がムズムズすることは多いです。
沖縄の人は親切
あのねー。んー。
「これは嘘だよ!沖縄に限った話ではない!」って書きたいんですけど、正直、そう感じるシーンは多いです。とくに居酒屋の店員さんやタクシーの運転手さんですよね。
不快に思ったことはないのはもちろん、親切さを感じることが多いです。
あとは少し踏み込んで仲良くなったら、やたらと親切にしてくれる、というのは沖縄特有としてあると思います。
これは話すと長くなるのではしょりますが、まあ親切だと思いますよ。
酒に強い人が多い
沖縄の人は否定するし、そんなもん人それぞれやろ!って自分の中では思ってます。
でもこれも先ほどの「親切な人が多い」というのと同じで、強いなあと思うことはめちゃくちゃ多いです。
まじで帰らないし、ずっと飲んでる。終電がないから、というのも一つの理由みたいですが、24時集合で飲み始めて朝までとか普通ですし、そうでなくとも朝まで飲んでる人が多いです。
ただもちろん、人に寄りますからね。あくまでそういう人が多い気がするという話です。
沖縄タイムが存在する
うちなーの人は口揃えて「ある」と言いますが、ぼくが実際にそれを感じたことはありません。
まあ恐らくすごく親しい友達同士とかで、そうなるのではないでしょうか?ただこれも沖縄に限った話ではないですよね。ぼくも仲の良い人との飲み会のときは「店ついた」と連絡してから家を出たりするので。
政府と国民が喧嘩してる
そういう人もいる。
ご飯がまずい
うまい。郷土料理、つまり沖縄料理は確かに癖の強いものは多いですが、ぼくは基本的にどれも好きです。
んでもっといえば郷土料理なんて、どこの地域にいってもあまり美味しいものではないでしょう。そういうもんですよ。
あっ、ごめんなさい、寿司屋とか魚全体はやっぱ本土の方が美味しいと思います。
「まずい」とまでは言いませんが、沖縄では肉食った方がいい。
車がないと生きていけない
生きていけないね。那覇なら何とかなると思いますが、そもそも交通機関が皆無なので全員が車で移動をします。
一応、バスとかも通ってるんですが、時間通りに来ないですし、電車も那覇をグルグル回ってるだけなので、沖縄にきたらぜひ車を買ってください。
コンビニがない
クソほどある。ただセブンイレブンがないのは本当でして。今年の10月にはじめて上陸するみたいです。
あとはスタバとかは結構あるし、その他、本土にあるようなお店は大概(那覇に)あると思います。注意してほしいのが三菱UFJ銀行がないことでして、主要銀行をそこにしてる人は注意しましょう。
ちなみにメガバンクであるのは最近よくTwitterで盛り上がっている「みずほ銀行」のみです。
年中、温かい
冬はまあまあ寒いですし、暖房器具必須です。コタツ出したり電気ストーブを出したりするくらい寒い。
でも本土に比べて10度以上は温かいので、寒いっていっても絶えれるくらいなのは確か。年中サンダルでいけますか?って聞かれたら、僕はいける!と答えるし、年中半袖でいけますか?と聞かれたら、長袖はほしいかなって答えます。コートとかはいらない。
内地(本土)の人への差別がある
どこにいっても内地の人ですか?って聞かれるのは聞かれるので、それは内在的な差別なのかと思う人は少なからずいると思いますが、関西弁話している人に「あっ関西の人なんですか?」と世間話するくらいのことだとは個人的に思ってます。
なので一般的にはないと思うんですが、明らかに内地の人を嫌っている人や米兵を嫌っている人はいることはいます。内地出身のぼくがそれを聞いてしまうくらいなので、まあ結構いるんでしょうね。
米軍を嫌っている
同じ。そういう人はいる。
この米軍に関しては本当、沖縄特有のことが多く(米軍基地自体は一応、全国にある)、個人的には大変おもしろい。あんま言うとアレなのでここでは伏せますが。
関連記事:沖縄最大のタブー、沖縄米軍に関して取材にいきました
まとめ:基本的には「沖縄だから」というものではない
冒頭で述べた通り、随時更新していこうと思います。ぼくもまだ移住して9ヶ月なので知らないことは多い。
なのでたまに覗いてくれると嬉しいです。
んで、一番言いたいことは「沖縄だから」というものではほとんどない、ということ。
なんかね、こっちに移り住んで感じることが多いのですが、沖縄の人は本土の人が思う「沖縄って〇〇なんでしょ?」っという好奇心は馬鹿にされていると思うらしく、あまり気持ちいものではないですって。
だから僕自身も結構注意するようにしています。
事実、「沖縄だから」というものはごく少ない。
沖縄特有のものが「ない」とは絶対言いませんが、どこの地域でもそうじゃない?と思われることは多数。まあそんなもんです。真偽については大まか皆さんが思ってるものと変わらないかもです。いいですよ、沖縄。めちゃ素敵なところです。
追記:沖縄にはセブンイレブンがない
2019年の7月に沖縄一号店ができました。
なので、あります。
ちなみにその場所は那覇と北谷と糸満と豊見城など、まあ南部中心ですよね。
これは余談ですけど、普通のセブンイレブンです。一部沖縄限定商品とかを置いているみたいだけど、実際は普通でした。ミーハーなので、1時間ほど並び、初日に入りましたよ。