新社会人に送りたい。無慈悲な社会で生き抜く為の『遊び心』


はじめまして、ハルオサンと申します。

私は18歳で警察官をクビになり、

その後、死体跡の清掃をしたり、ブラック企業で営業をしたり社会の闇を彷徨い続け・・・。

ケガでカラダが不自由になり会社をクビになったので、

「書いて死のう」と思って始めたブログが何故か人気になり、

今ではこんなコラムを書かせて頂けるようになりました。

人生は・・・・何が起きるかわからないものですね・・・・・。

4月になり新社会人として活躍を始めた方も多い事でしょう。

もうお気付きかもしれませんが・・・・

社会は・・・・残念ながら「無慈悲な出来事」で溢れています。

そしてこれから「大きな壁」に何度も突き当たる事でしょう。

 

しかし!

 

無慈悲な社会だからこそ

「遊び心を忘れてはいけない」と私は思うのです。

 

心が病んじゃいますからね。

社会人生活を

「出来る限り」楽しんで欲しい!

 

そういう願いを込めて、

私から「チョットした工夫と遊び心で壁を乗り越えた話」

エールとして送らせて下さい。

何度も立ちはだかる巨大な壁

 

一生懸命に仕事をしている「つもり」なのに、

全く成果が出ない・・・・。

社会人になり、懸命に仕事をしていれば、

どんな仕事の、誰もが「必ず突き当たる壁」でしょう。

 

私も何度も何度も突き当たりました。

 

数年前、当時営業マンだった私は、

突然「お客さんからの契約が取れなくなり」

会社の屋上で「この世の終わり」のような顔をしていました。

契約がとれなくなった理由はわかっていました。

 

私があまりに一生懸命に営業をし過ぎているせいで、

お客さんが引いてしまっていたのです。

「一生懸命」と言えば、聞こえは良いのですが、

私はお客さんの話を聞かず、一方的に喋り続ける

ただの「迷惑な営業マン」でしかありませんでした。

 

そして契約がとれないが理由をわかっていても、

私は焦る自分を抑える事が出来ませんでした。

なぜなら、「本当に恐ろしいモノ」が会社で待っていたからです。

 

契約がとれずに会社に戻った時の・・・・

あの課長のギョロッとした冷たい目線。

課長は「契約のとれなかった営業マン」をあえて叱ったりはしません。

 

何も言わず「目線だけで」無言のプレッシャーを与えてくるのです。

それが一番「手軽」「効果的」だと課長は知っているのです。

 

そして、その目線に異様なプレッシャーを感じる理由は、

会社で定めた契約件数(ノルマ)がとれない日々が続くと、

「正社員からアルバイトへと降格」されてしまうという鬼のルールがあるからです。

このアルバイトになると、

社内の雑用を全て押し付けられ、

給料と待遇が下がるのに、なぜか「仕事量が増す」

という社員の奴隷のような立場になるのです。

 

(それだけは絶対にイヤだ!)

 

このクソブラック企業に完全に洗脳されていた私から

「辞めて普通に転職活動をする」という

極自然な発想は生まれませんでした。

(契約をとらなければ・・・・)と

毎日凄まじいストレスとプレッシャーを感じながら、

トイレで「胃の中を空っぽにする作業」を繰り返しました。

げろげろ

 

こうして完成したのが「この世の終わりみたいな顔」です。

私は一人屋上で「契約がとれるようになる方法」を考え続けました。

 

この時もし、怪しい宗教団体とかに

「契約が取れるようになるツボがある」とかススメられていたら、

私は間違いなく、そのツボを買っていた事でしょう。

もう・・・とにかく、

心の安定の為に「何か」を信じさせてほしかった・・・・。

 

そんな時、

ちょうど同じ営業部のタニ先輩が屋上へタバコを吸いにやってきました。

タニ先輩は営業マンなのにモサモサと「アゴ髭」を生やしている、

その事からもわかる通り、昔チョットやんちゃだった人です。

前職は建築現場かなにかの作業員だったそうなのですが・・・・

 

「差し入れに出された飲み物を誰かに飲まれた」とかいう

どうでも良い理由で同僚とケンカして、仕事を辞めたと聞いています。

なかなか酷い話ですが、しかし心細い今、

何故かそんなエピソードすら頼もしく思えてくる。

 

(そうだ!タニ先輩に何かアドバイスを聞いてみよう)

わたしはタニ先輩に

「最近焦ってばかりで、契約が全然とれません、

なにかアドバイスを頂けませんか?」と詰め寄りました。

私達がまともに会話をするのは、

これがはじめてだったのですが・・・・・

 

タニ先輩は笑顔でこう答えてくれました。

「ポ◯ンキーの歌を歌うと元気でるよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・????

・・・・どんなアドバイスでも、信じ込む自信があったのですが・・・・

タニ先輩から返ってきたアドバイスは、

「契約が取れるようになるツボの話」を下回る低品質なアドバイスでした。

 

ちなみにポ◯ンキーというのは、

私達が子供の頃に流行したスナック菓子の事です。

 

そのスナック菓子のCMソングが特徴的で

「ポ◯ンキー♪ポ◯ンキー♪」

と、三角形のスナック菓子のキャラクターが、

軽快に踊りながら楽しげに歌うのです。

「ポ◯ンキー♪ポ◯ンキー♪」

 

真剣に悩んでいる私に、

こんなクソ下らないアドバイスをする意味がわかりませんでした。

会社の先輩のアドバイスとは、必ずしも当てになるとは限らないのです。

 

しかしこの数日後、

私は「ポ◯ンキー」の歌を歌っていました。

 

その日も契約が全く取れず

いつものように絶望していたのですが、

なぜかふとタニ先輩のアドバイスを思い出したのです。

 

(ポ◯ンキー・・・・・・・・)

「ポ◯ンキー♪ポ◯ンキー♪・・・・・・・・」

 

このポ◯ンキーの歌を歌っていると・・・

なぜフフッと笑いがこみ上げてきました。

この状況の「あまりのバカバカしさのせいで」です。

 

そして私はハッと大切な事に気が付きました。

「こんな下らない事一つ」で、暗い気持ちが僅かにでも晴れるのだと・・・・。

 

(もしかしたら問題に対して、難しい答えを探しすぎていたんじゃないか?)

 

そんな風に思えてきました。

だから私はシンプルで、

「くだらない解決方法」を探すことにしました。

 

そして考えたのが

「極端にゆっくりしゃべる営業方法でした」

まさに下らない。

 

これを始めたのはTV番組でゆっくり喋っているキャラクターがいて、

その喋り方を聞いていると

「なんか面白かったから」という下らない理由がキッカケです。

 

「この商品はぁ~◯◯で~」と、

私はとにかく極端にゆっくりゆっくり喋って営業をしました。

自分でやってても何故か面白い。

 

そしてこの喋り方で話すと、やっぱりお客さんもフフッと笑うのです。

おそらく極端にゆっくり喋ると「バカそうに見える」のと

なにか「安心感があるように見える」からだと思います。

 

不思議ですよね?

喋っている事は、前と変わらず普通の営業の話なのに、

ただゆっくり喋るだけで・・・・・・なんかオカシイのです。

 

そしてゆっくり喋ると

私の焦る気持ちも抑えることが出来ました。

こうして私は・・・・なんとか営業成績を回復する事が出来たのです。

 

誰のどんなアドバイスが人を変えるのか・・・わからないものですね。

そしてどんな状況でも、

「チョットした工夫と遊び心で変える事が出来る」

ポ◯ンキーの歌は・・・・私にそう教えてくれたのです。

 

深く思い悩んでいる時程、

頭が硬くなってしまうものです。

壁に突き当たり、悩んだ時、

この話を思い出して頂ければ幸いです。

 

おしまい