固定費を下げるために私がしている4つのこと!ポイントは優先順位

お金を貯めるために節約をしたいけれど、なかなかうまくいかないという人はいませんか?

トライしてみては諦める、を何度も繰り返している人も多いのです。こういった失敗は、「こまめに節約を」と心がける真面目な人ほど起きやすい傾向にあります。

 

ですが、節約をするために最も効果的なのは、固定費の削減です。固定費の削減は、そのほとんどがたった一度、行動するだけで終了します。

そして、その効果は絶大。行動を起こすだけで、コンビニのコーヒーを我慢したり、水や電気を節約したりするなどといった日々の煩わしさから解放されます。

 

「こまめに節約を」といった心がけも悪くはないですが、固定費を削減して簡単に節約をしましょう。

 

この記事では、具体的にどの固定費を削っていくべきかをご紹介します。節約において重要なことは「大きなものから優先順位をつけて取り組む」ことです。

まずは、固定費を下げる前に自分が以下のものについていくら支払っているかをチェックしてみましょう。ほとんど全ての人に改善の余地があるはずです。

  • 家賃
  • 保険
  • スマホ

自分がどれだけ使っているかイメージできましたか?

では、早速解決策をみていきましょう。

 

家賃補助のある会社選びで3万円お得!? 

まず、固定費を見直す上で最も効果がある項目は家賃です。

一般的に日本の家賃は他国と比べて高い傾向にあり、とくに東京をはじめとする大都市や周辺地域は高いといわれています。

 

年齢が20代で月の手取りは20万円、家賃7万円とすると手取り給料の3分の1以上を家賃に消費してしまうことになり、貯金をするどころの話ではありません。

 

家賃はどんなに高くても、所得の25%以内には抑えるべきです。

家賃に関しては、「高いものだから仕方ない」「そういうもの」と諦めてしまいがちになる人が多くいますが、対処の仕方は多くあります。

 

例えば、以下のような方法です。

  • 家賃の安い家へ引っ越す
  • 大家さんと家賃を交渉する
  • 恋人や友だちと同棲・同居する
  • シェアルームに住む

さまざまな方法がありますが、「家賃補助のある会社に就職または転職する」ことをおすすめします。

会社務めの人が多いですよね。よほどのブラック企業でもない限り、会社には福利厚生が存在することはご存知ですか?そのなかに、会社として寮の提供や借り上げアパートの家賃の一部を負担してくれる制度があります。これを利用するのです。

 

規定は会社によってさまざまで、定額を家賃手当として支給したり、手取り給料のパーセンテージを家賃手当として支給したりする福利厚生が多く見られます。

なかには、全額負担という太っ腹な会社もあるのです。

 

家賃が月3万円浮くと想定した場合には、家賃補助を活用することで実質年間で36万円の節約となります。

月額でみると、たった3万円かと思われるかもしれませんが、年間にすると大きいですよね。36万円、しかもそれが全額貯金やその他の消費に回せるとなると、かなり余裕が生まれることを実感できるでしょう。金銭的なメリットは大きいです。

 

ただし、社員寮に入らなければならなかったり、住む場所を制限されたりすることがあります。

社員寮では、毎日同じ会社の人と同じ建物に住まなければなりません。住んだこともない地方に転勤しなければならないといったリスクも生じます。ですが、一般的に社員寮で過ごせる時期や、転勤する期間というのは限られていることがほとんです。

 

例えば社員寮であれば入社5年目まで、転勤するなら3〜5年が目処など。一生を捧げなければならない期間であれば踏みとどまるべきかもしれませんが、期間限定であれば悪くない選択肢であるといえるでしょう。

お金を貯める、知らない土地で経験を積むといったことも、給料の上がりにくい日本においてはメリットといえます。

 

なお、家賃を浮かすために取れる最強の選択肢は「実家暮らし」です。

もし会社へ実家から通える環境にあるのであれば、多少苦労してでも通う選択肢を取るべきです。「親のスネを齧ってはいけない」、「一人暮らしの苦労を一度は味わうべき」といった価値観はすでに過去のものになりつつあります。合理的な選択をし、家賃に対処していくことを考えましょう。

 

車はなるべく手放そう!どうしても必要なら中古車でOK

家賃の見直しができたら、車の所有について考えましょう。

近年では「若者の車離れ」ともいわれるように、若年層を中心に手放す傾向が見られてきています。すでに車を所有していないという人も多いでしょう。

 

「若者の車離れ」の理由として、以下のようなことが挙げられます。

  • お金がかかるから
  • スペースを取るから
  • カーシェアサービスが普及してきたから

お金に関しては、車両代の高さが気になるでしょう。

大衆車であったとしても、新車で購入すると100万以上かかってしまいます。

 

そして車両を買った後も、ガソリン代や維持費、駐車場代など、車を持っているだけでどんどんお金を吸い取られていってしまうのです。加えて、走るだけで税金がかかるという走行税の導入についても議論がされるようになりました。

導入は見送りが続いていますが、車を取り巻く経費はますます厳しくなるかもしれません。

 

買わない、手放すという選択肢を取ることによって、それだけのお金を節約・貯蓄に回すことができます。節約の効果は絶大です。

もちろん、住まいの周辺環境によっては車を持たざるを得ないという人もいるでしょう。そういった人には、カーシェアサービスを利用することをおすすめします。

 

短時間、短距離での利用であればレンタカーよりも安く費用を抑えることが可能です。たまに使うという人には、出費を抑えることに大きく貢献します。カーシェアサービスを利用できないという場合には、中古車を選ぶこともおすすめです。

車はステータスや地位を表すものとして扱われますが、節約するためには合理的ではありません。

 

生命保険は注意が必要!掛け捨て保険で十分な理由

家賃や車のように、保険も払って当然の固定費と考えている人が多いでしょう。

生命保険を中心に節約の方法をご紹介します。ただし、保険は加入する人の年齢や状況によって変わる項目です。正しい知識を得た上で、節約のきっかけとしてください。

 

20歳以上の日本人で生命保険に加入している人はおよそ80%といわれています。ですが、生命保険(積立保険)は、ほとんどの人が払いすぎているという現状があるのです。

 

年間10万円以上を保険会社に毎年払い続けることになると、積み重なったときに大きな金額になります。生命保険の本質は、「自分が(早期に)死ぬことに備える」こと。

早く死んだり病気になったりする可能性を考え、みんなで少しずつお金を出し合って万一の時に備えようというのがその本質です。そのため、多くの人が長生きしなければ保険は成立しないとう構造になっています。

 

さらに、積立保険は「投資商品」です。

保険会社は、顧客から集めたお金を投資に回しています。彼らの一部は投資のプロ集団なので、時間をかけてお金を数倍にする術を持っています。

 

例えば30年かけて300万円を払ったとします。そのお金は保険会社によって運用され、数倍の額に膨れ上がります。

ところが保険の満期を迎えたところで戻ってくる額はせいぜい330万円といったところでしょう。保険会社が行った投資で儲けとなった数百万円は「手数料」という名のもとに、保険会社の懐に入る仕組みになっています。

 

投資をするのであれば、インターネットを通じて手数料の安い証券口座を誰でも作ることが可能です。

そこで運用すれば、保険会社が手に入れるであろう利益を個人で受け取ることができます。投資は投資、保険は保険で分けて考えましょう。

 

以上の理由により、積立型の生命保険には入るメリットがほぼ無いと言い切れてしまいます。

代わりに、掛け捨ての生命保険を検討してみませんか?月々2,000円で1,000万保証の掛け捨て生命保険はネット上に沢山あります。ほとんどの人にとって、万が一の時は掛け捨ての保険があれば十分です。そこで浮いたお金を貯金や投資に回したほうが、何杯も有益であるといえます。

 

意外に高いスマホは話題の格安SIMへ

最後にご紹介するのはスマホ代です。

数年前から格安SIMスマホが話題になっています。ですが、実態はまだまだ大手3大キャリア(docomo・au・ソフトバンク)を使用している人が大多数です。

 

3大キャリアの月々の使用料金は8,000円程度がボリュームゾーンで、年間計算すると96,000円支払うことになります。(追記:菅さんのゴリ押しで3大キャリア+楽天もだいぶ低くなりましたね)

これを格安SIMに乗り換えるだけで月々2,000円〜(中には2,000円以内に抑える人も)、年間にすると24,000円となり、3大キャリアと比較すると年間7万円も節約できる計算となります。

 

格安SIMはその名前が原因なのか、「安かろう悪かろう」を連想する人が多くいるかもしれません。

ですが、どの格安SIMをとってみても、大手の回線を借りた上でのサービスなので、質はほとんど変わりません。ただし、回線の混み具合によっては、通信速度が若干遅くなるというデメリットはありません。

 

これを許容できるのであれば、大手キャリアと同じ感覚でスマホを利用することができます。電話番号を引き継ぐサービスもあるので、面倒に思うこともないでしょう。

年間7万円を浮かすことができるのであれば、すぐに切り替えの手続きがしたくなりますよね。

 

まとめ:面倒を突破すると大きなメリットがある

固定費の削減について、4つの項目からご紹介しました。

どれもすぐに効果が出て、継続をする必要はありません。行動するだけで良いのです。

 

お金がなかなか貯まらない、貯金が出来ない人の特徴として、お金がないという現状をわかってはいるもののなかなか行動に移せないということが挙げられます。

行動に移せない原因は、「現状維持バイアス」と「そもそも何が問題なのかわからない」というふたつです。

 

「現状維持バイアス」というのは、今現在が心地いい・変えるのは面倒という現状維持を良しとする人間の特性です。だらだらと日常を繰り返すのは気持ちの良いものであるといえます。

ですが、これまでご紹介してきた通り、行動することで得られるメリットは多いです。一度行動を起こすだけで良いのですから、だらだら過ごすことは行動を起こしてからにしましょう。

 

そして、「そもそも何が問題なのかわからない」というのは、ご紹介した4つの項目が解決してくれます。

固定費を見直すことから始めてみましょう。

 

政府は老後の資金として、年金とは別に2000万円を貯金しておくことを推奨しています。時代に対応するためには自助努力が必須です。家計を引き締めるということが第一歩目になるでしょう。

ちょっとした行動が豊かな生活への一歩目になりますよ。

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