食材宅配って、便利ですよね。
皆さんは既にお使いでしょうか。まだ利用したことがないって人は、もしかすると損しているかもしれません。
今回は、そんなお話です。
ちなみに私は、生協を利用して、8年になります。
長男を妊娠したことをきっかけに、入会をしました。
当時、エレベーターなしの賃貸マンション2階に住んでおり、はじめは特段不便だとは思っていなかったものの、お腹が大きくなるにつれて、たとえ2階でも、階段を上がるのがスッゴイ大変になってきたんですね…。
そして生まれた後は、もっと大変な状況になりました。
まあ、こういった経緯もあり、食材宅配をちょくちょく活用するようになったのです。
ということで今回は、そんな私の経験から、食材宅配のメリットとデメリット、どれぐらい節約になるのかをお話します。
利用を検討している方に向け、食材宅配会社の選び方もお伝えしますよ。とくとご覧あれ!
目次
食材宅配のメリットを4つ紹介
まずは食材宅配のメリットを4つにまとめたので、そちらをご紹介します。
宅配だから家に届く
一番のメリットは、なんといっても、自宅の玄関に食材が届くことでしょう。
重たいお米や牛乳、お水やビールなど、例をあげたらキリがありません。
とにかく、重たい思いをせずに、自宅で受け取れるのは最高ですよね。
何よりも、赤ちゃんや小さい子どもを連れての買い物って、とても大変なんです。
抱っこひもは、普通に歩いたりするのには問題ないのですが、レジカゴからマイバックに入れる作業で手元が見えません。
前かがみになると、赤ちゃんが落ちそうになるので、ちょっと斜めに身体を向けて、袋詰めをすることになります。
これがなかなか大変です。
そして、イヤイヤ期が訪れる2歳の頃は、もう、最悪。
カートに乗るのはイヤ、歩かせば逃亡する。
自分で自分のおやつは持ちたい、とりあえず泣く…。と、全部を経験しました。
宅配で注文し忘れたものを買いに行ったり、足りない食材を買いに行ったり。
または、気に入ったおやつがないから、ギャン泣きされて、買いに行ったり。
いろいろあるんですよね、本当に。
挙句の果てには、「お母さん頑張って!」と年配の方に声をかけられたこともあります。
うれしかったけど、同時に、自分が相当ひどい状態なんだ、とよくわかりましたね。
私と同じような思いをしている方は多いのではないでしょうか。
そういう方に言いたいのが、「普段の買い物の回数をちょこっと減らすだけで、育児ストレスは大分軽減される」ということです。
「週末に、ご主人に預けて買い物行けるでしょ?」
もしくは、「旦那さん、買い物ぐらい行けるでしょ?」
っと、そんな声が聞こえてきそうですが、できる人はいますが、できない人もいるのです。
そして、子どもからしても、母しか受け入れられないときがあります。
こういった点から、私は食材宅配を推したい!
ストレスフルな買い物は、食材宅配なら、解決できるのではないでしょうか。
献立の計画を立てると節約できる
「スーパーの特売日にあわせて、まとめ買いをするとお得」
こういった事をよく聞きますが、それは本当なのでしょうか?
私は、特売日に行くと、「あ、これも安いし、多めに買っておくか・・・」と、結局ムダ買いをしてしまいます。
計画を立てたとおり、お買い得品だけを狙って買い物できたら良いのですが、人間たるもの、ついつい買いすぎてしまうんですよね。みんなそうだと思います。
その点、食材宅配では事前に購入する商品を決めるため、「あれも買おう!これも買おう!」とはなりません。
正直なところ、商品の値段は割高なことが多いですが、その分、計画的に買い物ができるので、結果的に節約になることが多いと私は思います。
私のような、ムダな特売品に手が出てしまうタイプの方は、家でじっくりと選ぶ方が向いているのではないでしょうか。
安心安全・安定価格と鮮度が保証されている
野菜やくだものは、契約している農家さんと取引されているので、とても新鮮です。
特に葉物野菜、例えば、小松菜やほうれん草などにそう感じますね。(もちろん食材宅配全体がそう!というわけではないですが、比較的その傾向は強い)
また新鮮なだけではなく、キレイです。
スムージーに、生の小松菜をよく使うのですが、ささっと洗うぐらいで大丈夫。
そして契約農家からの供給なので、価格が安定しているのも魅力的だと思います。
正月明けやお盆明けのスーパーの野菜って、いきなり高くなりますよね。
また、夏の猛暑による影響で、野菜やくだものの価格が高騰するときも、食材宅配では安定した価格で提供されることがほとんどです。
あまりにも長い猛暑や台風の被害で、被害が拡大した場合をのぞいては、安定価格ですし、値上がるとしても、事前にお知らせがくることがほとんど!野菜やくだものを求めて、右往左往する必要がないのは楽ですよ。
便利な食材と時短
スーパーの特売肉や切り身の魚に、「豚肉 解凍」「さば 解凍」という表記を見たことありますか?
あの「解凍」の意味ですが、冷凍されていた肉または魚を解凍した商品ということです。
特売の時などは、多めに購入して、小分け冷凍する方も多いですよね。
解凍したものを再び冷凍することは、品質的には大丈夫な場合が多いですが、味は明らかに落ちます。
私が利用している生協の冷凍肉や魚の切り身は、冷凍したまま届くので、必要になったときに、必要な量を解凍することができます。
便利で固くなりにくく、その方が美味しいと思います。
ミンチ肉や鶏肉の一口大サイズの冷凍肉は、バラバラに冷凍されているので、凍ったまま、必要な分だけ取り出せるので大変便利!
何よりも、自分で冷凍する手間が省けるのが大きな魅力です。
ちょっと想像してみてください。
小分けして冷凍するということは、ラップに分けたり、保存用の袋に入れたり、消耗品が必要になります。
そして、小分けする時間もかかります。
みなさんはどのぐらいの割合で冷凍しますか?
食材宅配のデメリットを3つ紹介
続いて食材宅配のデメリットに感じる部分を3つまとめてご紹介します。
その日の気分で献立を考えたい人には不向き
食材宅配は、注文してから配達まで、ネットスーパーのように、当日には到着しません。
到着までの期間はいろいろですが、あらかじめ注文する曜日が決まっており、お届けまでに数日、または1週間というサイクルがほとんどです。
ですから、大まかな予定でもいいので、考えてから注文をしないと、うまくいきません。
「その日の気分で献立を決めたいから、計画を立てるなんてムリ…」というタイプの方も一定数おられると思いますが、そういった方には、残念ながら向いていないと思います。
すべての食材は揃わない
食材の調達をすべて食材宅配でまかなうのは、結構むずかしいです。
いくら計画を立てていたとしても、パンや牛乳など、毎日のように食べるものは、やっぱり足りなくなることが多いんですよね。
それを見越して購入すると、案外余ってしまったり、無駄な出費になることも。
献立だけではなく、予算も計画立てて、一度に購入するのはどれぐらいなのか、ある程度の目安を決めておくのがいいでしょう。
スーパーでの買い物の予算と並行して、食費の予算を立てると計画的になりますよ。
注文したいたことを忘れてダブる
注文から配達まで、一定の期間が必要ですから、注文したものを忘れてしまうことがあります。(まあ、気を付けろ!って話ですが…笑)
その結果、冷蔵庫にキャベツが2玉!なんてこともチラホラ。
うっかり注文したことを忘れていたんですよね。
なので注文した商品をメモしておくことをおすすめします。(食材宅配サービスによっては履歴が残っていたりするので、そういうのを活用すればオッケー!)
ちなみに私の使っている生協では、マークシート形式の手書き注文とネット注文の両方があります。
私は、最近はもっぱらネット注文です。
先ほど言った、履歴により重複して買い物してしまうことがないからです。
なのでネットをある程度使いこなせる方は、絶対にネット注文にした方がいいですね。
利用する食材宅配の選び方
どこの食材宅配会社が良いのでしょうか?
続いては、食材宅配サービスの選び方についてご紹介します。
というのも、食材宅配会社って多いし、それらのスタイルは様々なんですよね。なのでとても迷うと思います。
選ぶときに気をつけたい点、ポイント別にお話していきますね。
ライフスタイルに合わせて選ぶ
選び方のポイントは、第一に、自分のライフスタイルにあわせて選択することです。
- 妊婦や赤ちゃんがいるので、重い物かさばる物を届けてほしい
- 共働きだから、買い物も料理も時短したい
- 安心安全な食べ物を選びたい
- ミールキットや出来上がった料理を届けてほしい
などなど、ライフスタイルや希望がいろいろ分かれると思います。
迷うときには、まず、自分たちのライフスタイルについて考えてみるとよいですね。
関連記事:【2020年最新版】ミールキットが魅力のおすすめ食材宅配10選!各サービスの特徴や送料など事細かく解説
食材宅配会社のタイプ別に選ぶ
各食材宅配サービスを扱う会社によって、得意なもの、不得意なものがあります。
それらをちょこっとタイプ別に紹介しますね。
バラエティー豊かな商品展開のコープ・生協系
食料品から日用品、衣類はもちろん、パック旅行やコンサートチケットまで幅広く取り扱っておられます。
また比較的低価格で購入可能!
私のように、(妊娠などを理由に)とにかく日常の買い物の負担を減らしたいと思う方にピッタリだと思います。
安心安全と有機野菜に特化している大地の会系
野菜やくだものに特化して、安心安全な契約農家や独自の農場から宅配されるタイプです。
私は、利用したことがないのですが、産地等にこだわりたい人にピッタリではないでしょうか。
せめて子どもには、安心安全な野菜やくだものを食べさせたいですよね。
価格は、スーパーよりも高めに設定されている印象ですが、スーパーで買うことのできない食材を扱っているところが魅力です。
ミールキットが届くヨシケイ系
献立ごとに食材が届く、または、もう既に作られたものが届くタイプです。
友人が産後の食事作りに活用していました。
産後の退院後、里帰りせず、すぐにワンオペ育児だったので、そういった面から重宝されたそう。
献立を考える時間も不要になるので、生後間もない赤ちゃんと暮らす人にいいのではないでしょうか。
送料と配送方法の違い
食材宅配会社の違いについてお話しましたが、宅配方法もさまざまです。
専属配送便の場合もあれば、ヤマト運輸などの宅配業者便もあります。
例えば、私の利用している生協は、専属ドライバーが配達してくれて、不在の場合は、あらかじめ決めておいた場所(玄関ドア前など)に置いていってくれます。
また毎週同じ担当の方が来てくれるので、とても安心。
ちなみに同じ担当者のメリットは、他にもあります。
在宅している場合であっても、授乳中や子どもがグズったり、お昼寝しているときってあまり出たくないじゃないですか。そんな時に「受け取らなくて大丈夫ですよ」と一言提案してもらい、大変助かりました。
これは毎週顔を合わす担当さんだからこそのご配慮だったと思います。
もちろん安全に密閉され、ドライアイスなどで保冷されているので安心。
話は戻りますが、配送の種類として、個人宅配もありますし、配送料金無料なんてグループ宅配もあります。
配送料は、購入金額によって変動するタイプ。また子育てやシニア向けの割引制度など、会社によりけりです。配送料も毎回の負担になるとバカになりませんので、よく考えて選択すると良いでしょう。
どのくらい節約になるのか
具体的にどのぐらい節約になるのか、統計があればよいのですが、個人によるので、はっきりと言うのはむずかしいです。
私の経験上、計画を立てて、主に食材宅配を利用して買い物をし、不足する分をスーパーで買う場合と、すべてをスーパーなどで自分で買い物した場合を比べてみました。
結果、スーパーだけで買い物をしたほうが、5,000円〜7,000円、多いときには、1万円ほど食費が多かったのです。
どちらの場合も、なるべく計画的になるよう心がけていましたが、食材宅配を利用した方がやはり追加購入がない分、節約になったのでしょう。
ただ、これはあくまでも私の経験なので、本当に、必要なものだけを計画立てて購入できる人には、あまり影響がないかもしれません。
ムダな特売品に心が乱されない人、本当に尊敬しますね。笑
子どもを連れて、急いで買い物しながらも、ムダ遣いをしてしまったこともありますし…。逆に、1人で日中買い物に行けるようになったら、それはそれで、じっくり選んだつもりが、予算オーバーってことも多々。
バランスってなかなか難しいです。
主婦歴10年ですが、食費の節約は永遠のテーマとなっています。笑
現在は、在宅での仕事で自由がきくとはいえ、やはり食材宅配を利用する方が時短と節約になっていて、とても助かっています。
ぜひご参考ください。
まとめ
今回は、食材宅配のメリット・デメリットについてお伝えしました。
もう一度、ポイントに分けておさらいします。
メリット
- 買い物に出かける必要がない
- じっくり計画を立てて注文できる
- 野菜やくだものが新鮮&キレイ
- 便利な食材と時短
デメリット
- その日の気分で献立を立てたい人には不向き
- すべての食材はそろわない
- 注文したものうっかり忘れてダブる
そして、どの食材宅配会社を利用するか迷ったとき、選ぶポイントは3つありましたね。
ポイント1:自分のライフスタイルに合っているか
家族構成や働き方のちがい、食材選びのこだわりはあるのか。
ポイント2:食材宅配会社のタイプを知る
なんでもそろっているのか、こだわりがあるのか、献立も決めてくれるのか。
ポイント3:配送料金と方法の違い
専属の配送便がある場合とそうでない場合、必ず直接受取りが必要な場合とそうでない場合。
予算と個人の都合に合わせて決めると良いですね。
さまざまな食材宅配サービスがあり、地域によって、それぞれ利用できる会社がちがいます。
選ぶときにはとても悩みますが、お試しセットやお試し期間などを設けている場合がほとんどなので、実際に試してみて、最終決定することをオススメします。
今回はこんな感じで以上です。では!