節約は、固定費をできるだけ抑えることでグッと楽になることをご存知ですか?
固定費のなかでも、光熱費を最大限下げるための工夫をご紹介していきます。
光熱費を下げるというと、難しそうに感じる人もいるかもしれません。
ですが、当たり前のことを当たり前に行うだけでよいのです。これは、節約の基本でもあります。
これからご紹介することは、すぐに実践できる簡単なことばかりです。言われてみれば当たり前のことですが、意識を向けていないだけ、ということも多いでしょう。
ご紹介することを意識して行うと、習慣になっていきます。習慣にしてしまえば、自然と節約できるのです。
では、私が行っている光熱費の節約方法をご紹介していきます。
目次
電気代を抑えよう
まずは、電気代の節約するための方法をご紹介します。
私が意識していることは5つ。どれも簡単な意識で行えるので真似してみてくださいね。
コンセントを抜く
家の中のコンセントは、基本的に抜いた状態にしましょう。
コンセントを繋いでいるだけで待機電力が発生し、電力が使われてしまいます。電化製品を使っていないのにも関わらず、電気代が増えるのは避けたいところ。コンセントさえ刺さっていなければ、待機電力が発生することもありません。
ただし、コンセントを抜くことで電化製品の設定が初期状態に戻ってしまうものもあります。テレビや電子レンジといった時計が表示される電化製品の場合には、長時間コンセントを抜いた状態にすることで、設定をやり直す必要が出てきます。また、ブルーレイなどの録画機器は、コンセントを抜いていると録画ができません。
使いたいときにすぐに使うことができない、という状況はストレスに感じてしまうでしょう。生活に支障が出ない範囲で、コンセントを抜くことをおすすめします。
ちなみに、待機電力は年間で電気代の5%前後を占めているといわれています。意外と多くの割合を占めているのです。待機電力を無くすだけで電気代が5%節約できると考えると、コンセントを抜こうと思えるでしょう。
電気を消す
いま、使っていない電気は消しましょう。作業している部屋もしくはスペースだけを照らします。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
- 料理をするとき…流し台やコンロの上の電灯を点ける。キッチンの電気は消す。
- お風呂に入るとき…お風呂場以外の電気を消す。
- 外出するとき…短時間の外出でもすべての部屋の電気を消す。
本当に必要な場所の電気だけを点けることで、節約につながります。
ただし、むやみやたらに電気を消すことはおすすめできません。怪我や事故の原因となってしまうこともあるので、必要なときにはしっかりと電気を点けて明るい場所で作業を行いましょう。
暖房は使わない
寒い時期に最も電気代を上げる要因は、エアコンの暖房です。エアコンを極力使わないようにすることで、電気代を節約することができます。
とはいえ、エアコンがないと寒くて体調に支障をきたしてしまう恐れがあります。エアコンを使わずに寒さをしのぐ方法を実践しましょう。
それは、厚着をすることと、ホットカーペットを使うことです。
外に出ても大丈夫なまでの厚着をすれば、家の中なら十分に寒さがしのげるという考えです。
家の中でもヒートテックを着て、シャツの上からセーターなどの厚い服を着ます。足が冷えると寒くなるので、下半身を重点的に温めるとなお良いです。
ヒートテック、厚手の靴下とスウェットをはいて防寒しています。足は、厚手の靴下をはき、移動のときはボアつきのスリッパを装備。あとは、ホットカーペットを併用すれば、寒くて我慢できない状態は回避できます。
寝るときには、羽毛布団と毛布を重ね掛けしています。
それでも寒い場合は、電気毛布を下に敷くことでしのげるでしょう。
冷房と扇風機
暑い時期は、冷房なしで過ごせるならそれに越したことはありません。できる限り、扇風機で乗り切りましょう。
冷房が必要な場合にも、扇風機を併用してエアコンの設定温度をできるだけ高くすることをおすすめします。この方法を実践した結果、夏にも関わらず電気代を春と大差ないまでに下げることができました。
ただし、熱中症の危険があるので、無理のない範囲で行いましょう。また、エアコンの効きが悪いなと感じたら、買い替えかクリーニングを検討してください。
古いエアコンからの買い替えなら、消費電力が抑えられるので電気代の節約が期待できます。そんなに古くないエアコンや、買い替えに抵抗がある場合には、ハウスクリーニングなどでエアコンのクリーニングを依頼してみましょう。
引っ越したときに備え付けてあった古いエアコンでしたが、1万円前後でエアコンの効きが劇的に改善しました。イヤな臭いも消え、良いこと尽くめです。
テレビやパソコンの明るさを下げる
テレビ、パソコンの明るさは、少し暗くても問題ないです。暗くすると、はじめは違和感を感じるでしょう。ですが、すぐに慣れます。
明るすぎは、かえって目に悪影響を及ぼしてしまうのです。パソコンの明るさを下げると、同じ作業をしていても疲れが軽減されたように感じました。作業や視聴に差し支えない範囲で、明るさを下げましょう。
ガス代を抑えよう
つぎに、ガス代を節約するための方法をご紹介します。
私が意識していることは、電気代の節約と同様に5つ。毎日の小さな積み重ねが、大きな節約を生み出します。
お風呂はすぐに入る
お風呂が沸いたのに、なかなか入らないことはありませんか?入浴が面倒に思えることもあるでしょう。お風呂が沸いているにも関わらず、入るのを遅らせているとその間にもどんどんガス代がかかってしまいます。
その理由は、お風呂の給湯器が保温をしてくれているからです。
お風呂のお湯の温度は、何もしないとすぐに冷えていきます。給湯器には、この冷えを防ぐ働きがあるのです。
ですので、お湯が沸いてからお風呂に入る時間が短いほど、ガス代の節約につながります。お風呂に入る準備ができてから、お湯をはりましょう。
電子レンジをうまく活用する
電子レンジは、短時間の使用であればガスを使うよりも安上がりです。ガスの代わりに電子レンジが使えないか考えてみましょう。
たとえば、きんぴらごぼうを作るとします。ガスとフライパンを使うと、炒め作業に時間がかかりますよね。電子レンジなら、3分程度加熱すれば完成です。
また、火が通りにくい野菜などに火を通すことは、時間がかかるためガス代が高くついてしまいます。そこで、電子レンジの出番です。あらかじめある程度温めておくことで、ガスだけで火を通すよりも早く火が通ります。ガス代の節約には、電子レンジが必須といえるでしょう。
ただし、長時間の電子レンジの使用はガスよりも高くついてしまうので、注意が必要です。
調理時の火力に注意する
ガスコンロでかかるガス代は、火力×使用時間で決まります。
火力を強火にしたときは使用時間が短くなり、火力を弱火にしたときには使用時間が長くなることから、どの火力で調理してもガス代は同じである、と考えてはいませんか?
たしかに、火力が強いと使用時間は短くなりそうです。
ですが、火力が強くても、食材の中まで火を通そうとするとどうしても時間がかかってしまいます。
また、鍋やフライパンから火がはみ出していると、はみ出している分の火が加熱に使われず、ムダになってしままうでしょう。
弱火の場合、当然のことながら食材の中まで火を通すのには相当な時間がかかります。
よって、強火、弱火ともにガス代が高くつく結果になります。おすすめは、中火にすることです。中火にしたときが、火力と使用時間のバランスが最も良いように感じます。
もちろん、鍋やフライパンからはみ出さないよう、火力をコントロールすることが必要です。
湯沸しは電気ケトルを使おう
やかんを使った湯沸かしは、結構な時間がかかります。時間がかかるとガス代は高くなります。電気ケトルであれば、やかんよりも早い時間で沸かすことが可能です。
電気ケトルも、短時間で済むのならガスを使うよりも安くなります。1~3分でお湯が沸かせる電気ケトルだと、やかんよりもお得といえるでしょう。
ただし、保温機能を点けっ放しにしてしまうと、電気を消費してしまいます。保温機能は最小限にし、できるだけコンセントを抜いておきましょう。
長時間にわたって保温するのであれば、沸かし直す方が安く済みます。
水道はできるだけお湯を出さない
水道を使用するときには、お湯を出さないようにしています。
夏であればお湯を使う必要はありませんので、お湯ではなく水を使う習慣をつけましょう。冬はお湯を使いたい気持ちになってしまいますが、できるだけ水を使っています。
水だけで洗い物をすると、冷えやあかぎれが気になるかもしれません。
洗い物はゴム手袋を装着することで、冷えやあかぎれ、さらには乾燥も防止することができます。
油汚れのひどいものが水では落ちにくいですが、強力な洗剤を使うことで解決が可能です。
おすすめの洗剤は、チャーミーマジカ。薄めずに少量ずつ使うことで、油汚れもすっきりと落とすことができています。
さらに、油の使用を控えることもおすすめです。肉を使う場合、肉の油で十分に調理することができます。肉に火が通ったら野菜もその油で炒めてしまって問題ありません。油が少なくて焦げついてしまいそうなときには、水を適宜加えることで油代わりになりますよ。
本格的な料理をする人にはおすすめできませんが、個人的には十分おいしくできています。ただし、スクランブルエッグやニラ玉といった卵を使った炒め物は、油を適量をひくようにしています。卵は焦げてフライパンにくっついてしまうので注意してください。
水道代を抑えよう
最後に、水道代を節約するための方法をご紹介します。
水道代の節約で意識していることも5つ。先にご紹介した節約と合わせることで、光熱費を安く抑えることができました。
水はこまめに止める
洗い物や体を流すとき、水道またはシャワーの水をその都度止めるようにしています。
洗い物であれば、お皿をスポンジで洗っているときには水を止め、流すときにだけ水を出しています。お風呂で体を洗うときも同じように、シャワーの水を止めて体を洗い、流すときに水を出すようにしています。
こまめに止めることによって、洗い物やシャワーでの水の使用量が半分くらいに抑えられるでしょう。
シャワーでの洗い流しはまとめて
お風呂では、全身に泡がついた状態からシャワーで洗い流し、1回にまとめています。
まず、桶に水を入れます。体を洗い、手についているボディーソープは桶の水で流します。次に、シャンプーを手にとり、頭を洗います。頭が洗えたら、桶の水で手についたシャンプーを流します。顔を洗うのは最後です。全身に泡がついたまま手探りでシャワーを出し、頭から洗い流します。
この方法は節約だけでなく、時短としてもおすすめです。シャワーの時間が短くなるとお風呂の時間も短くなります。お風呂の保温時間も縮まるので、ガス代の節約につながるのです。
まとめて洗濯する
洗濯はまとめて行っています。
洗濯機の容量に合わせて、1回の洗濯でできるだけ多く洗うと節約になりますよ。洗濯機の使用回数を減らすことで、水道代と電気代、洗剤の節約にもなります。
なかでも、ジェルボールを代表する1回の洗濯で洗剤使用量が一定の洗剤であれば、洗剤の大幅な節約も可能です。
ただし、水量を減らさずに、定められた量の水を使うようにしています。水量を減らすと、洗剤が残ってしまったり、洗いムラが出たりしてしまいます。
トイレの水洗を使い分ける
トイレを流すとき、大と小を使い分けています。
男性の小便は、小を使います。
小だと流し切れないかもしれないという不安はありましたが、問題なく流せました。
小の場合は、ひねっている間、水が流れる仕組み。はじめの内は長めに流して、徐々に短くしていくと不安を払拭することができるでしょう。大と小では、見た目からも水の流れていく量が段違いに感じられます。
トイレットペーパーを使用するときには、つまりの原因になってしまうので必ず大を使用しましょう。
お風呂の水位を下げる
お風呂の水位は、胸が半分浸かるくらいがおすすめです。
肩までつかると、胸の苦しさにつながります。下半身を温めるだけで、意外と全身までぽかぽかに温まるのです。半身浴と全身浴の中間くらいの水量にすると、ゆったりとリラックスすることもできるでしょう。
水を入れたペットボトルを浴槽に入れ、水量を節約する方法もあります。
まとめ
たくさんご紹介しましたが、どれもすぐに実践できることばかりだったと思います。さらに、ご紹介した節約方法は、効果があったと感じたものばかりです。
なかでも、エアコンやお風呂関係が光熱費に大きく影響します。重点的に行うことで、目に見えて効果を実感していただけるでしょう。はじめは面倒に感じるかもしれません。少しずつ実践し、習慣にすることが大切です。
浮いていく光熱費をモチベーションに、節約に取り組んでみてはいかがでしょうか。