かにの種類とそれぞれの美味しい旬の時期を解説!カニ通販オタクが教えます

年末年始の食卓を飾る食材のかに。

豪華でインパクトのあるおもてなしにぴったりでしょう。

 

かには、冬の味覚というイメージが強いですよね。実際の旬はいつ頃なのかご存知ですか?

さらに、かににはさまざまな種類があります。

 

今回は、かにの種類や旬について詳しくご紹介します。

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かにの種類とは?旬と特長をご紹介

かにと一言にまとめても、種類はさまざま。

代表的な5つのかにをご紹介します。

 

ズワイガニ

ズワイガニは、かにのなかでも最も美味しいといわれています。

冬の味覚の代表格といえるでしょう。

 

ズワイガニの由来は「楚(すわえ)」。脚が細くて長い姿を、細い木の枝になぞらえて呼ばれるようになりました。楚(すわえ)がなまってズワイになったといわれています。

実は、ズワイガニは雄の呼び名。さらに、水揚げされる地域によっても名前が変わるのです。北陸では越前ガニ、山陰では松葉ガニと呼ばれています。越前ガニや松葉ガニはブランドとしての価値も高いので、その地域で獲れたカニであることを示すタグがつけられ、取引は高値です。

 

ズワイガニの身は香りが強く、甘みを感じる旨味と食感が特長です。甲にはかに味噌がしっかりとあるので、濃厚な味わいも楽しめるでしょう。

刺身はもちろん、シンプルに茹でたりしゃぶしゃぶとして食べたりと食べ方のバリエーションも豊富です。かにすきにすることで、ダシの旨味も堪能できます。

 

ズワイガニの旬は、カニ漁が解禁される11月から翌年の3月頃までです。

ぎっしりと詰まった身に甘みが増す、この時期に味わいましょう。

 

タラバガニ

タラバガニは、かにという名前がついていますがヤドカリ科の生き物です。

先にご紹介したズワイガニには脚が8本ありますが、タラバガニは6本しかありません。これは、ヤドカリ科であることが理由になっています。

 

タラバガニは漢字で書くと「鱈場蟹」。鱈がいるような深海に生息するかにから、この名前がつきました。

さっぱりとした淡白な味わいとぷりぷりとした食感、濃厚な旨みが特長です。太い脚には食べごたえがあるので、刺身やしゃぶしゃぶ、焼きガニやバターソテーなどに向いています。

 

ちなみに、購入したタラバガニにはかに味噌は入っていないので注意が必要です。タラバガニのかに味噌は旨味が少ないことに加え、茹でると固まらずに流れてしまいます。そのため、あらかじめ取り除いて販売していることが多いです。

身を楽しみたいときにはタラバガニ、かに味噌を楽しみたいときにはタラバガニ以外を選ぶことをおすすめします。

 

タラバガニの旬は年に2回。4月から6月と11月から翌年の2月までです。

なかでも、身がしっかりと詰まったカニは冬に獲れるといわれています。

 

毛ガニ

毛ガニは、名前の通り体の表面を毛が覆っています。この姿が、そのまま名前の由来になりました。

毛ガニの水揚げは、ほぼ1年中。時期がずれながら、北海道や東北で水揚げされています。

そのため、旬はその地域によってさまざま。オホーツク海では春から夏、道東では秋、十勝沖や東北沖では冬が旬です。

 

毛ガニは、ころんとした丸い姿が特長です。身には甘みがあり、濃厚なかに味噌を味わうことができます。かに味噌がしっかりと詰まっているので、カニ味噌が好きな人からの人気が高いかにです。

シンプルに茹でたり蒸したりして食べると毛ガニの美味しさをしっかりと味わえるでしょう。年間を通して楽しめるかになので、冬以外に食べたくなった時の選択肢として、覚えておくとよいかもしれません。

 

花咲ガニ

花咲ガニは、タラバガニと同じくヤドカリに近い生き物です。そのため、脚は6本しかありません。

花咲半島で獲れたかにであること、茹で上げた時の綺麗な朱赤色が花が咲いたように見えることから、花咲ガニと呼ばれるようになったといわれています。生息域が狭いため、北海道やシベリア海周辺のみでしか水揚げされません。漁獲量も制限されているため、幻のカニとも呼ばれています。

ぷりぷりとした食感の身に、独特の甘い香りと濃厚な旨みが特長です。外子や内子、かに味噌も楽しめます。

 

茹でや蒸しだけでなく、焼きで食べる方法もおすすめです。さらに、花咲漁港周辺では鉄砲汁として食べる方法も親しまれています。火を通しすぎると固くなってしまうので、15分ほど茹でて氷水で締めましょう。

花咲ガニの旬は7月から9月までの夏の間。漁が解禁される期間も同じなので、短い期間のみ味わえるかにとして有名です。ほかのかにとは旬が大きく異なります。

 

セイコガニ

セイコガニは、ズワイガニの雌のこと。

ズワイガニと同じく地域によって呼び名が変わります。加能ガニが獲れる石川県では「香箱ガニ」、越前ガニが獲れる地域では「セイコガニ」、松葉ガニが獲れる地域では「セコガニ」と呼ばれています。

 

雄であるズワイガニが1杯ずつ売られるのに対し、セイコガニは箱で取引されていました。小さい分、手頃な価格で手に入るところが魅力です。

ですが、乱獲を防ぐために漁期が短く、セイコガニの旬は11月から1月中旬頃まで。日本海側で広く漁が行われていますが、漁期が短いことから貴重なかにといえるでしょう。

 

セイコガニは、たっぷりとついている外子と内子が特長です。やさしい甘さのある身としっかり詰まったかに味噌で、小さいながらもかにのさまざまな味わいを楽しめます。

シンプルに茹でか蒸して食べる方法がおすすめです。

 

まとめ

代表的なかにの種類をご紹介しました。

食べたい部位や食べ方に合わせてかにを選ぶとよいでしょう。かにの種類によって旬も変わるので、旬ごとに違うかにを味わう楽しさもあります。

ぜひ、それぞれの美味しさを味わってみてください。

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