業務の内容や人間関係などから悩みを抱え、転職を考える人も多いでしょう。
思わず感情的に今の職場に退職を伝えたくなりますが、生活を安定させるためには次の仕事について決めておく必要があります。
新たなステップとなる転職活動。
スムーズに転職活動を進めるために、いくつかのことに気をつけましょう。
今回は、とくに気をつけるべき3つのポイントについてご紹介します。好条件で転職する指針にしてくださいね。
目次
業種・業界の選び方
まずは、転職先となる業界や業種について選ばなければなりません。
転職先は、現在働く業種に近い業界がおすすめです。
まったく違う仕事をしてみたい、と思うかもしれませんが、未知の業界や業種は自分のイメージとは違う働き方になる可能性があります。会社を変えるということは、今までの自身の働き方がすべて変わるといっても過言ではありません。
新しい会社で働くこと自体、ストレスが溜まることでもあります。
さらに未知のことを学ぶとなると、精神的にタフでやり抜くという思いがないと厳しいものとなるでしょう。耐えきれずにもう一度転職をするとなると、履歴書の職業欄が増えていき再就職するときのマイナスポイントになってしまいます。
今と業界や業種が同じ会社に転職すると、やることは大きく変わりません。業界内でのルールなど、業種でこれまで培ってきたスキルというのは自身の財産です。
また、その業界内や業種特有のトラブルのポイントも重なるでしょう。納期や金額面での調整など、多種多様なトラブルがありますが、自身がこれまで解決してきたしるしは強力なスキルとなっています。
それらを活かして転職活動を行いましょう。
給与水準を下げずに転職する方法
転職をするときに、給与が最も重要なポイントとする人も多いでしょう。
給料を上げるために転職する人が大半なのではないでしょうか。
転職サイトを見てみると、求人には「年収○○○万円~△△△万円」と記載されています。
一番少ない金額が現在の年収より上であれば、間違いなく年収を上げることができます。
ですが、現在の年収が求人の最低年収と最高年収の間である場合は、下がる可能性も考えなければなりません。その場合には、採用担当者に確認することをおすすめします。
確認するときには勇気とタイミングが重要です。確認するタイミングは、内定が出たときがベスト。会社が採用する=来てほしいと考えているからです。そのときに年収を確認する人は多く、自然なことといえます。提示された金額に納得できれば就職し、できなければ交渉、決裂となれば辞退をすればよいのです。
内定が出たからといって、必ずしも就職しなければならないという決まりはありません。
社会人であるということは、毎月安定して給料をもらっているということです。転職では非常に重要なことであり、その一社に決まらなければ生活が立ち行かなくなるといった心配がありません。なので、落ち着いて企業分析をし、その会社の良い点と悪い点をゆっくりと見極めてから就職を決めましょう。
転職はあくまで対等な関係
転職活動は、企業と個人の間で行う商売と同じです。
企業側は、対価としてお金を支払い、労働者は労力を提供するという構図になります。
新卒時の就職活動は、未来に対しての投資です。
企業は、「学生時代に優秀だった人材は、社会人になった時にも優秀であるだろう」と期待を持って学生を雇います。
ですが、転職活動ではまったく異なります。
自身の社会人としての経験を企業側が求めているのです。その経験が多ければ多いほど転職の活動の場では優位となります。
転職活動の面接というのは、自分のやってきた業績や成果、そのなかで学んできたことをプレゼンする場であります。転職者側からもどんどん質問しましょう。
今後の会社の方針や将来のビジョンなどを聞くことで、就職したときの自分の将来をイメージしやすくなります。
面接の時に気を付ける点
面接では、必要最低限のビジネスマナーが備わっていれば問題ありません。
それ以上に重点を置くべきポイントは、質問に対して明瞭な回答ができるかどうかです。
まず、企業側は、即戦力となる人材を求めています。年齢によって変わってきますが、数多くの経験し、話の引き出しをたくさん持っているほうが有利であることは想像できるでしょう。
いろいろな話のパターンを用意しておき、イメージトレーニングを欠かさず行うことが大切です。
面接の場は緊張しやすいので、「こう答えなければならない」よりも「こんなことも話すことができる」と楽に構えることをおすすめします。
落ち着いて質問の意図を理解し、的確に、わかりやすく伝えることは普段からトレーニングが必要です。
脳内ではイメージしていても、いざ声に出すというのは意外と難しいもの。鏡やスマートフォンのカメラなどを相手に練習することで、わかりやすく伝えられるようになります。
まとめ
転職活動は非常に素晴らしいことです。
自身の市場価値を知ることのできる貴重な経験となります。
そして、たくさんの企業や人と触れることで、自分の価値観を改めることのできる機会です。
良い就職先を見つけることも喜ばしいことですが、滅多にできない出来事に前向きに、アグレッシブに挑戦することが転職活動ならではの経験ではないでしょうか。