今回は、下処理されたカット野菜が届く食材宅配「イエコック」の紹介です。
基本情報や料金をまとめ、気になる評判をチェックしていきますので、どうぞご期待ください。
今回の献立
処理済みのカット野菜が届く食材宅配サービス「イエコック」
イエコックとは、下処理されたカット野菜が届く食材宅配サービスです。
イエコックを他社の宅配食材と比べてみて一番目を引くところと言えば、下処理した野菜をお好みの形にカットして利用者にお届けしているところです。
イエコックの料金・配送方法
送料はエリア別で320~420円(税込み)
エリアによって送料が異なります。関東・近畿・中部エリアは320円、東北・中国・四国エリアは420円です。※北海道、九州、沖縄は未対応。
この価格はクール便であれば通常よりかなり安い送料ですね。ドライ品でも通常料金だと2倍以上取られてしまいますし、クール便だったら80サイズにまとめたとしても東京―大阪間で1480円はかかります。
これらと比較すると良心的な価格だといえますね。
クール便で届くから鮮度長持ち
イエコックでは、新鮮さを保つためにヤマトのクール便による配送スタイルを取っています。
初回は送料無料。送料は初回無料です。
イエコックのメリット
料理にかける時間を大幅カット
根菜の皮を剥いたりカットしたりという下処理は、料理をする上で避けては通れませんが時間と労力がかかるもの。ですがイエコックなら下処理を施した野菜が届くので、手間と時間をかけずに、また包丁も殆ど使わないで料理をつくることができます。
下茹でまでやってあるので後は味付けだけ! 自分好みに味付けでき且つ料理をしたという達成感を持てるのがうれしいですね。調理に時間をかけたくないという人には特におすすめです。
カット野菜は冷凍保存も可
急な外食で料理をしなかったり多く頼みすぎてしまったりしたときも、冷凍保存をしておけば安心。食材を保存をしておけば、後で余裕のあるときに作り置きをすることもできるので、毎日の夕食のことを気にする必要もありません。
食品ロスを出さずに環境に配慮できるだけでなく、食べ物を捨てる罪悪感を持たなくて良いのも気が楽ですね。
イエコックのデメリット
料理にこだわりのある人には不向き
イエコックでは下処理のされたカット野菜が届きますが、処理方法はあくまで平均的な基準で作られています。そのため、茹での硬さなどを自分好みに調節することはできません。
イエコックは必ずしも自分の好みを細かく反映できるわけではない、ということを理解している利用者向けといえるでしょう。
手渡しで受け取るのが面倒
イエコックは置き配には対応しておらず手渡しのみなので、受け取り時には家にいる必要があります。日時指定はできますが、指定の受け取り時間を守るのは精神的に負担を感じるという人もいます。
また、共働き世帯や一人暮らしの方にとっても難しいシステムですよね。
万が一荷物を受け取れなかったときは、再配達が可能です。
ですが、3日以内に受け取れない場合は自動廃棄されてしまい、商品の交換や返金にも対応していないので注意が必要です。
配達方法に融通が効かない点は、他社と比較すると不便と言わざるを得ません。大手生協、農協、食材宅配会社の殆どは、チルド品を発泡スチロールの保冷箱に保冷剤と一緒に入れ、置き配にも対応しています。夏場の温度管理にも耐えられて、しかもあれだけの流通量をもって大きな事故になっていないので、必要な安全を確保できている納品方法であることは間違いありません。
私も子供が産まれたばかりの頃、実際に各社を利用しました。置き配でも宅配BOXからその日のうちに取り忘れない限り、猛暑の時も全く問題がありませんでした。
イエコックの評判
家族向けには料金が高い
料金に関する評判は、多くの人が割高に感じているようです。特に子供のいるご家庭はお子さんが野菜嫌いなことも多いため、量的にも金銭的にも使いづらいと言ったコメントがありました。
また、家族のいる家庭は一度に消費する食材の量が多くなります。そのため、スーパーで肉や魚と一緒に野菜を買ったほうが安上がりになる、というコメントも見受けられました。
一人暮らしにはコスパ良し◎
家族のいる家庭では評価がイマイチだった一方で、1人向けの価格評価は高いです。一人暮らしでは、たとえサイズの小さい野菜を買って選んでも消費期限内に全部を使い切るのは難しいものです。
スーパーで安く野菜を買っても全部使えずに腐らせてしまうよりも、手間をかけずに調理でき冷凍保存も可能なイエコックのほうがコスパがいいといえるでしょう。
最後に:イエコックの野菜は安全?
食品の消毒に使用される次亜塩素酸ナトリウム
さて、次亜塩素酸ナトリウムについてですが、昨今Covid-19感染症対策で次亜塩素酸水が話題になっていました。次亜塩素酸と言っても次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム水溶液では性質や用途が異なります。どちらも食品添加物で殺菌や消毒に使われているものですが、今回は次亜塩素酸ナトリウム水溶液にスポットを当てたいと思います。
次亜塩素酸ナトリウムは、食品に使用できる消毒薬の中で、最も残留性が低く安全な殺菌消毒剤です。厚生労働省が食品衛生法に定める食品添加物として、食品製造工場や学校給食など多くの食品関係施設において、使用目的・使用基準値を順守しながら使われています。
本来、次亜塩素酸ナトリウムは劇薬に指定されており、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを吸引すると、塩素ガスが人体に入り嘔吐などを引き起こしたりします。しかし基準値以下での使用であれば人体に問題はなく、安全に使用できます。
次亜塩素酸ナトリウムは野菜への使用もOK
野菜やカット野菜についても、使用基準値を守れば次亜塩素酸ナトリウムの使用が許可されています。次亜塩素酸ナトリウムには殺菌効果の他に漂白や発色効果がありますが、食品への使用は殺菌目的のみ限り許可されています。ちなみに、漂白・発色効果によって高価に見え消費者が誤認する可能性があるので、ゴマへの使用は禁止されています。
食品衛生法で許可されている、カット野菜に対して使用できる次亜塩素酸ナトリウムの濃度は50PPmから200PPmです。国際基準値もほぼ同値で、NZのNZFSA基準で100PPmなので、国際基準に沿ったレギュレーションになっています。
イエコックはスチーム加熱で消毒してるから安心
料金の安さや食材の種類も大切ですが、一番気になるのは安全性ですよね。体に影響のあるものですから常にアンテナを張って、自分自身で食の安全を確保したいものです。
イエコックのカット野菜はスチーム加熱で消毒しているので、直接野菜には使われてはいません。